ブログ - 20190201のエントリ
不発弾と決めるのはまだ、早いだろうが、昨日、完成して、出版社に送った。懸賞小説への応募だから、賞金への夢が膨らみ、貧乏生活からの脱出へ期待し、数日間は夢を見させてくれるだろうと考えていた。昨日までの消印が必要だったが、書き直しやプリンターの不調が突然発生して、郵便局の閉店時間に間に合わなくなり、焦ってしまい、諦めようかとも一時、考えたが、エプソンに電話を入れ、そこからパソコン操作の指示をしてもらってやっと、120枚のプリントを終え、郵便局に行って、送った。
数年に一度の出来事であるが、これがもし、爆発したらどんなことになるか?その意味では小説を書くことは、すごく怖いことなのである。書き出しに、オトコオンナ、書いていたが、差別用語だと判断されて撥ねられるかもしれないと考え、男みたい、と書き換えたり、あの時、・・が・・としゃべり、そのことは作品の中にそっくり借用しているではないかと、それが、爆発で露わになったら大変だ!と、その言葉を聞きながら考えこんだりした。
無名であることが救いであるが、作家であればモデルがほとんど存在するのだから、書いて世に出すことは相当な冒険である。無事、爆発して世に出れば、一千万円の懸賞金は入るが、モデルから叩かれ(叩くことが好きな人であるから)、それだけでなく町中の知り合いから、(人をダシにして金儲けした男)として、除け者にされるにちがいない。
不発を願いながら、爆発を夢見る男なのである。