ブログ - 20170202のエントリ
トランプ氏がアメリカの大統領になってからマスコミは大騒ぎしし、世界の流れに変化が出はじめた。メキシコとの国境に壁をつくり、不法移住民の排除に乗り出し、アメリカの利益優先主義、保護貿易、人種差別と国家主義の方向に進んでいる。イギリスのEU離脱に端を発したこの流れは、弁証法的にいえば、正、反、合、の流れの一つであるがやがて、反、の流れであったと歴史は認めるであろう。
これまでの流れは異種混合思想の良さを認め、アメリカという人種の坩堝国家の強さ、自由思想、世界の警察官という立場に評価を与えていたが、これに反する、国家主義が芽生えてきたのだ。トランプ氏は不動産王であり、実業家であり、政治家ではなかった。商売一点で成功した人であり、マクロ的、世界的な視点、哲学的な考えに欠け、目先の利益しかない。+の裏には?があり、?の裏には+があるという考えが出来ない。思考に柔軟性、自由度が薄く、独裁的支配をしようとしている。それで成功すると信じている。あるいは背後で巨大な組織に操られている。9.11テロ事件がヤラセであったように、トランプ氏を登場させることで利益を得ようとしている闇組織があるとわたしは思う。それは歴史上何度か繰り返されてきた国家主義である。国に疲弊感が出ると自国民族優位、戦争することでの結束感、高揚意識が出て来て、国のまとまりがよくなり、支配者への崇拝感