ブログ - 20140618のエントリ

真理はいつも異端の側にあるのか?

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2014-6-18 7:55

 一昨日は岡田君も言ったように貴重な体験をしました。自然農法をやってる人がいるから田植えの手伝いをしないか、と誘われて岡田君といっしょに岡垣町の原に行きました。波津の海岸に近いところで、そばに湯川山があり、のどかな田園地帯でした。

 Qさん夫婦と手伝いの男6人が集まり、長靴をはいて田んぼの中に入りました。小学生の頃、自宅の田んぼの田植えをしたことがありましたが、60年ぶりに入る田んぼでした。昔は素足で入っていたのですが長靴で入るとズボッた泥から足が抜け出ず、ブッ、ブッとオナラをするような音をあちこちで出しながら、皆、苗を植えていきました。ジャンボタニシが田んぼの中にいました。その赤い卵があぜ道に産みつけられていたり、交尾したシオカラトンボが飛んでいたり、田を囲む溝には山水が流れていて、わたしの中から幼少時の気持ちがよみがえってこました。午前9時から午後2時までで一反の広さを植え終わりました。腰が痛くなりましたが、昼食はお弁当を皆で広げて食べ、Oさんの山で取れた大きなビワを食べ、談笑しました。ビワは肥料もやらないのに普通のものの2倍はあり甘味もすごく良いのです。こあたりはビワの名産地ですが、専業者に負けないものでした。

 昨年は田んぼに水を入れず、自然農法にしたがって固い土に穴を開け一本一本を植えていき、一人で一ヶ月もかかったとOさんは言っていました。それにまわりの営農者たちは殺虫剤、除草剤をまけ、と言いますが彼は笑って彼のやりかたを通しています。

 水をいれたままの田んぼが上にあるというので行ってみました。昔懐かしい田んぼがありました。薄緑色の藻が水面に張り、小さいメダカがたくさん泳いでいました。その上にレンコン畑があり、まだスイレンの花は咲いていませんでしたが、びっくりするような水生動物を見つけました。アメンボ、カワエビ、アカハラ、タイコウウチなど、今ではこの田舎でも姿を消したもの達が動き回っていたのです。

 Oさんは言いました。まわりの田んぼが殺虫剤や除草剤をまいているのでその水が自分の田んぼに入らないようにせき止め、かれらが散布を止めたころ、水を入れると。(真理はいつも異端の側にある)ようです。彼の親戚に町会議員の議長がいますが、開発賛成派であちこちの地面をコンクリートで埋め、山や田んぼを壊しています。こんな中でOさんが笑顔を絶やさず、自然を護っている姿にはただ敬服するだけです。

 

 

 

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