ブログ - 20140612のエントリ
スポーツ新聞に次のような記事が載っていました。
ある過疎地域に暴力団関係者が住民井移動をし、投票権を得て、彼らの中から町長を出そうとしている。国からの補助金も自由に使えるし、上納金(税金)だって多い。このままだと暴力団員の町長が出現するかもしれない、と言う。関係者というのは構成員、準構成員、関係者だけでなく、彼らの力で生活保護をもらっている者が多く、大阪の釜ケ崎の住民が占められていると言う。
すごく現実性の高い内容だった。初めてその記事を読んで驚き、考えた。地方自治体の場合、投票率は30?50%くらいなので、有権者数の10?20%も取れば当選の可能性が出てくる。闇世界の人間達が増え始めてることを一般人が知れば転出する者が増え、転入者は減ってくる。ますます闇世界の人間が増え、そこは暴力団の町として知れわたるにちがいない。アメリカのある州で同性愛婚が認められ、同性愛者たちの州として知れわたったように。
わたしはこのケースを良い傾向でもある、と捕らえる。現在わたしの住む岡垣町は利権政治に支配され、乱開発による自然破壊と税金の無駄使いに侵されていますが、自然愛好の住民が集まれば緑豊かな街づくりができるということなのです。本来、地方自治体はそれぞれが個性を育てて街づくりをすべきなのですが、多数決原理にしたがって町長はじめ町会議員は開発という名のもとに町を食い物にしている。建設会社およびその関係者に仕事をやり、票をもらうと言うブローカー活動なのです。
全国の地方自治体はどこに行っても同じような町ばかりで面白みがない。ここは自然を愛する町、ここは音楽を愛する町、ここはスポーツを愛する町、ここはレトロの町、などと個性をなぜ発揮しないのか不思議でならない。それは国体自体の問題でもある。物心つく頃から、有名校と受験、偏差値に洗脳され、自分の個性など無視されるファシズム社会であれば多様性のある未来なんて考えつくはずもない。
暴力団員ですらそのようにして街づくりに励んでいるのだから、一般人だって考え付くことであり、それは国づくりの流れもなるのである。