ブログ - 20250121のエントリ
人間関係においても対立は嫌なことであるが、それが両者を作り上げていることを知ればけっして悪いことではないと考える。ウクライナ戦争におけるゼレンスキーとプーチンなどはその典型的な例である。プーチンがウクライナを侵略しなければゼレンスキーは登場しなかったが、侵略をしたために、登場させることになってしまい、三年がたっても戦争は終わらず、泥沼化している。両国とも国民は疲れ、プーチンは北朝鮮まで戦争に巻き込んでいる。
プーチンとゼレンスキーはにらみ合いながら相手の心理を知り、作戦を練り、自分自身を構築し、戦っている。先手先手を打って戦いながらお互いは似たような性質になり、それはキリスト教における神とサタンの関係に似てくるのである。サタンが存在するから神が存在できるのであり、いなければ存在できない。また、神がいるからサタンも存在できるのである。良いこととか悪いこととかの次元ではない。
じつは、こんな夫婦がいる。ところが二人は離婚もせず、死ぬまで同じ屋根の下で過ごすことになりそうなのである。
ツマは冬の寒い時にも家の窓を開け放すので。彼女の部屋の扇風機は一年中、まわしっぱなしで、台所、廊下、トイレ、浴室の窓も開けて換気をするのである。匂いに過敏であるからであるが、夫が寒がっていることなど考えはしない。夫は開けられた窓を閉めていく。が、数十分もたてばツマがこっそり開けていく。夫が怒っても、知らぬ顔で、日常的なほとんどすべてのことで対立している。離婚しようにも二人とも高齢で、行き場がない。
このままでは死ぬまで同じ屋根の下で過ごすことになりそうである。一方が考え直して変えれば和解することになるのであるが、夫は寒い冬を震えながら辛抱しなければならなくなる。