ブログ - 20240516のエントリ

水澄まし

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2024-5-16 8:51

  田んぼのすみをこっそり覗いてごらん

 水澄ましがいたよ

 ぐるぐる回って円を描いていたんだ

 水をきれいにしていたんだ

 時間をきれいにしていたんだ

 だけどもういなくなった

 あの夕陽は聞いているよ

 ミズスマシはどこに行ったの?

 アメンボもゲンゴロウもタニシもいなくなった

 どこに消えたんだろう?って

 

 隣の田んぼから耕運機の唸りが聞こえるようになった。代掻きをし、肥料をまく。二百坪くらいの広さであるがほば半日で終わる。時を合わせうようにして雨が降り、田植えの準備をしてくれる。土の中で眠っていたカエルは起き出し、鳴いて、メスを呼んでで交尾をする。卵がオタマジャクシになって生活を始める。

 今年もオタマジャクシが現れてくれるであろうか?いつも心配になる。水澄ましもゲンゴロウもタニシモ消え、どこかに行ってしまった。田の持ち主はいつも畦道に除草剤をまいて、田んぼをきれいにしているつもりである。除草剤をまくな!というとメーカーは害がないとっ言っているという。水生昆虫が消えたことには無関心で、ミカン山にもその通り道にも除草剤をまくのである。害がないと言うのなら、除草剤が飲めるか?ときくと、そんなこと言うても?と顔を伏せる。

 日本人は自然を愛する国民だと言われながら、農薬の使用量は世界一なのであり、外国の観光客は清潔な国ですね!とほめたたえ、マスコミは農薬の事には触れないのである。偏向報道である。

 偏向報道に振り回されていると、そのうちオタマジャクシもいなくなり、米も農薬にやられて芽を出さなくなるのではないか?

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