ブログ - 20240516のエントリ
田んぼのすみをこっそり覗いてごらん
水澄ましがいたよ
ぐるぐる回って円を描いていたんだ
水をきれいにしていたんだ
時間をきれいにしていたんだ
だけどもういなくなった
あの夕陽は聞いているよ
ミズスマシはどこに行ったの?
アメンボもゲンゴロウもタニシもいなくなった
どこに消えたんだろう?って
隣の田んぼから耕運機の唸りが聞こえるようになった。代掻きをし、肥料をまく。二百坪くらいの広さであるがほば半日で終わる。時を合わせうようにして雨が降り、田植えの準備をしてくれる。土の中で眠っていたカエルは起き出し、鳴いて、メスを呼んでで交尾をする。卵がオタマジャクシになって生活を始める。
今年もオタマジャクシが現れてくれるであろうか?いつも心配になる。水澄ましもゲンゴロウもタニシモ消え、どこかに行ってしまった。田の持ち主はいつも畦道に除草剤をまいて、田んぼをきれいにしているつもりである。除草剤をまくな!というとメーカーは害がないとっ言っているという。水生昆虫が消えたことには無関心で、ミカン山にもその通り道にも除草剤をまくのである。害がないと言うのなら、除草剤が飲めるか?ときくと、そんなこと言うても?と顔を伏せる。
日本人は自然を愛する国民だと言われながら、農薬の使用量は世界一なのであり、外国の観光客は清潔な国ですね!とほめたたえ、マスコミは農薬の事には触れないのである。偏向報道である。
偏向報道に振り回されていると、そのうちオタマジャクシもいなくなり、米も農薬にやられて芽を出さなくなるのではないか?