ブログ - 20240508のエントリ

変態、であるわたし

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2024-5-8 7:13

  変態、という言葉はわたしのもっとも嫌悪する言葉であったが、何を言おう、わたしは変態であったし、今もその名残は残っている。NHKの集金人をやっていた頃、新人で入った男が私を見て、ヘンタイチョウと呼んだのでてっきり(編隊長)だと思っていると、(変態長)なのであった。わたしはムカッときてしばらくそいつとは口をきかなかったが、レアに希少な価値を与える今の自分はそのころから本領を発揮していたとうぬぼれたくなる。

 今書いていた小説は(恋人よ)と言う題で、教会の信者が不倫に走ると言うテーマであったが、主人公を変態的な男に造形しようと考えなおした。造形ではなく自分の本当の姿を出してみようと考えた。今の時代はありとあらゆるものが闇を照らし出し、デジタル加工で真昼さながらに照らし出している。変態、変質者にも光が当てられて消滅しそうになっている。こんな時にこそ、変態、変質者というレアを保管しなければならず、それは自分自身なのである。

 だが、少し考えると女には変態女という言葉は耳にしたことがなく、それも研究テーマである。なぜだろうか?女にも変態がいないはずはないのであり、男と同じ犯罪者はいる。

 変態、というのは意外な才能があるのである。例えば電車の中で前の座席に女が座っているとすれば、自分が下に敷かれたソファになったらどんな気分になるだろうか?吊り輪につかまっている女を見れば、吊り輪になって握られたらどんな気分になるだろうか?など日常生活においても視点の範囲が広いし、着想も豊富なのである。これが何かの研究や発明などの分野に広がれば新しいものが次々にうまれるだろう。世間は、変態、変質者にたいして差別と偏見で見てきたがいまこそ、考えを変えて、差別されている彼らを解放すべきである。絵画や小説、写真などの分野においては以前から価値を認められているのに世間はまだ偏見にとらわれているのであるから遅いとしいいようがない。

 もしあなたが、おまえは変態だと言われたら、ひがむことはないのである。rare is great!

 と言い返してやろう。

 そして世の変革にはげむべきである。

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