ブログ - 20230616のエントリ
うちの家には虫が多く、種類も多いので自分などその中の一種類として生活しているようなものである。先ほど一週間ぶりに部屋に掃除機をかけると、畳の目の端くれやホコリが吸い取られ、掃除機の音に反応したのかアリがあちこちから出て来た。お菓子やパンのカスがあるので彼らは部屋のどこかに巣をつくって生活をしているようである。ゴキブリ、クモ、南京虫、蠅、などもわれと一緒に暮らしている。
軒の下に出て見ると一匹のダンゴ虫がひっくり返り、空を搔いていた。たぶん転がったのは初めてであろうが、起き上がるコツを知らないようで、いつまでもたくさんの足で空を掻いていた。なにか自分の人生を見たようで、足掻(あがいて)いたのである。
昨日、大腸がんの検査をして来た。ともかく準備が大変であった。前日から下剤を飲み、ワーファリンを控え、朝食はとらず、病院に着くと三時間かけて一リットルの下剤を飲み、便の中に固形物がなくなってから検査に入った。お尻の穴の開いたパンツをはき、軽い麻酔剤を打たれ、ベットに転がった。三十分ほど検視鏡で大腸の中をかき回されて終わった。結果はポリープがたくさんできているが、血液サラサラの薬を飲んでいるので切除はむずかしいということであった。大きな病院を紹介するという。
ふつうであればガンでなかったことに喜ぶはずであるがどこか期待外れであった。ガンであってもなくても、今、76歳であるから寿命は四、五年とお思われる。癌であっても四、五年は延命するであろうから同じようなものだと勝手に考えたのであった。
今回も神が生きながらえさせてくれたと考え、少ない人生を生きようと思った。