ブログ - 20221118のエントリ
渋柿の収穫が終わり、一息ついているが、畑に入ればやり残していることがたくさん見える。まず何からやるべきか?と考えてみると、草刈り、枝落とし、ギンナンの収穫、畑づくりなどいくらでもある。先日、買って来た肥料五袋の移動から始めた。台車に載せて裏口から小屋まで運ぶが距離は百メートルもある。草の茂ったデコボコ道をヨボヨボしながら押して行った。小屋の中の五個の桶に肥料を入れた。その前に、小屋の前に繁った草を剪定ばさみで切っていった。
部屋に戻って小休止していると、作業服や軍手にヒッツキ虫(コセンダングサ)のとげがたくさん刺さっているではないか!上り口に戻って一本一本を取り落としていった。二百本以上はあった。毎年であう棘なのに今年もしぶとく生きてきたな・・、もうすぐ一年がたつぞ、と感心するが,簡単には取れずなかなかしぶとい。上り口に落としていったそれをほうきで掃いて地面に返した。おまえはこうして人の衣服について移動し、繁殖していくんだな!コロナみたいに・・。コロナはまた勢いを取り戻し、八波が来ると人は怖がっているが、おまえはコロナに劣らず元気だな・・・。三ミリほどの棘の姿をよく見ると、先が槍の刃みたいで凹みもあって外れないようにできている。風の飛んで移動する種などいろいろあるがその中でもこのコセンダングサはなかなか攻撃的で賢い。動物の毛に張り付くことは🅂出来ず、人が衣服をまとわなかった頃には繁殖しにくかったが人が衣服を着るようになって格子状の人の衣服に取りついて移動することを知ったのである。どのようにして知ったのだろうか?神の教えなのか進化なのか?お前たちには知性があるにちがいない!人の行動や心を読みこんでいるのである。動物や鳥の毛にはひっつくことはできない。服に刺さって人が痛がって取り外して落とす。それでおまえは移動したことになるのだ。棘は付着と攻撃と二つの作用を持っていることになる。
すべての生命は人に劣らない知性をもっているのである。人はその中の一員でしかない。ウクライナ戦争が終わってどうなるかわからないが、長年築き上げた人の知性はヒッツキ虫にも劣っていたことがわかるかもしれない。