ブログ - 20191104のエントリ
羊たちは牧童によって、牧草のある所に連れて行かれ、牧草を食べて生きている。狼の牙からも守られ、小屋の中で安全に生きているのであるが、数か月後には殺されて食べられることを知らないのであろうか?自分で牧草を探し、安全なところに隠れて、自由に生きようとは考えないのであろうか?
わずかの命を生きることの方が、命をとられることより大事なのであろうか?
ここで私は、自分やあなた方の立っている場所がその羊たちと同じではないか?と、考えてしまう。五十年後には食糧危機がくる、数年後にはバブル崩壊が訪れる、などと新聞でも囁かれているのに、私たちはその日さえ生きていければ良い、と言わんばかりに美味しいものを食べ、人の噂話に耳を傾け、毎日、朝日を見る。
人気のあるカラオケ教室で、私をはじめ、あと二人が脱会したが、先生は、やめるのは自由です、と言って、百人ちかくいる生徒、そのことに自負しているが、キリストは一匹の消えた羊に注目したのである。それは凄いことだ、と思う。一匹が何十匹分に値するのかを、イエスは読み取ったのである。