ブログ - 20181102のエントリ
東京・渋谷のハロウイン騒ぎは、ひどい状態であったようだ。数千人の若者が集まり、乗用車を倒し、その上に立って、叫んだり、女の体に抱きついたり、喧嘩をしたり、酔っぱらっての大騒ぎ、で、すごい熱気を感じる。自分の若い頃の、反体制を中心にした騒乱状ぎを思い出す。
当時は、新宿が中心であった。
広場でアジ演説をし、酒を飲んで騒ぎ、公園の陰で、男と女がキスをしていたり、男同士の殴り合いが始まり、フーテン(乞食)が汚い西口通路の路上に座っていたり、ほぼ毎日が、先日のハロウィン騒ぎであった。あの頃、超高度管理社会、という言葉が出回っていたが、まさしく、過労死、さえ出る社会が生まれた。エアコン、パソコン、スマフォ、ラインなど利便性、ネット交流、情報機器の発達は息苦しくなるほど、社会に氾濫しているが、その息抜き(無礼講)はなくなった。職場での忘年会、新年会、送迎会もへり、無礼講や息抜きの機会がへり、セクハラ、パワハラの記事が横行し、男たちは欲情の行先を失いつつある。
その中でのハロウイン騒ぎは、迷惑だとか良くないとか論じる前に、祭りの日、として無礼講の日として、とらえるべきではないか?