ブログ - 20180206のエントリ
今のところ、毎朝、目が覚める。私は無職であるから、しなければならないというものはない。起きても起きなくても良いわけだから、出来るだけ暖かい布団の中に居たいと思って、長寝をしようとするが、トイレに行こうと立ち上がり、パンを焼いてコーヒーを飲む、そんなことをしてるうちに私の一日が始められる。
(行く川の流れは絶えずして、元の水にあらず)という鴨長明の随筆を思い出す。これはまさに哲学である。その言葉のとおりでであり、時間がエネルギーであることを言い当てている。わたしの一日の動きでも前と同じ状態はありえない。空間の中の物の変化が時間を産み、エネルギーになる。エネルギー不滅の法則があるように地球に重力がある限り、エネルギーは消えない。
目覚めぬ朝が来たとしても、わたしの死体の腐敗、白骨化の変化によって、時間はエネルギーを持ったまま永遠に生き続けるのである。