ブログ - 20170903のエントリ
山道をほぼ毎日散歩する。往復で一時間半もかかる。いつものコースの中ほどまで来ると、木の根が道に何本も張り、小石が靴の裏に潜り込み、凸凹地面になっていて足を取られる。散歩ではなく、(行)に近い。人一人がやっと通れる道幅であるが、誰とも出会わず、イノシシの子が横断して消えたことがあった。
そこまでの登坂の所で、おしゃべり鳥がしゃべっている。十分も二十分も可愛い声でしゃべり続けている。何をしゃべっているの?と訊いてみたくなるが、言葉を覚え始めた人間の子供のようにしゃべることが楽しくて仕方ないのであろう。山の中で響くとまるで音楽のようだ。わたしも釣られるように、カラオケ教室で習っている演歌を歌う。まったく良い気分である。そこが帰り道になり、脚が楽になり、下から向かい風が吹いてくると、爽やかになり、おしゃべり鳥は違う山中で鳴いているのがわかる。
スナックのママをやっていたある女が私に言った。?あんたは屁理屈屋だから女にもてないのよ。
このブログに書いてるようなことを時々、しゃべるからそのように解釈されるのであろうが、わたしはおしゃべり鳥のようにしゃべり続けるつもりである。