ブログ - 20170902のエントリ
我が家の庭では、8月中旬から栗の木が実を落としている。一番先に、中に実のないものが落ち、自ら間引いている。庭には三本の木があるが、毎日、両手に入らないくらい落ちていく。手慣れたわたしは栗の割れ目を見つけ、そこに火箸を突っ込んでえぐり出す。2,3個とこぼれ落ちてくる。
不思議だな?と思う。イガイガ頭をして人を寄せ付けないようにしていながら、割れ目を見せ、突っ込むと、どこか遠くに運んでよ、と言いたげに身を任せる。まるで人の女みたいではないか?頑張る男、知恵のある男の子供しか産まないと言う考えであろう。山の果実の中でドングリやシイノミなども硬いが、栗ほどの抵抗感の強いものはない。
産直店に出しても売れ行きは良くない。買った人も包丁でまず硬い外皮を剥き、次に内皮まで剥くのは大変である。ところが、そこで頑張って皮を剥き、栗ご飯など作ってみると、何とも言えない味が味わえるのだ。
11月まで落ち続けるであろうが、今日はどれだけ落ちたか?と見てみる楽しみがある。来月には柿の実が熟し、次に銀杏がたくさん落ちて来る。我が家族たちは一年中、子を産み続ける。