ブログ - 201809のエントリ

北朝鮮に暴力団はいない。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2018-9-25 7:02

  北朝鮮には暴力団はいない、それは国家自体が暴力団であるからだ。

 ある男が、二十年前に言ったが、その言葉が時々、思い出される。なるほどと思うし、それは北朝鮮だけでなく日本もアメリカも国家また、組織自体が暴力を根底にして成立しているからである。宗教団体であっても集会中に乱入者がでれば110番通報するに違いない。

 東京で大学生活を送っていた頃、新宿のコンパ(大衆バー)で独り、酒を飲んでいた。隣席の見知らぬ男が話しかけて来たので、雑談をしていると、(いい仕事があるんだけど、やってみませんか?なーに、バンドの連中の動きを見てるだけでいいんですよ)と言った。返事を保留していると、名刺を取り出して、自分に渡した。・・興行、と所属団体が書いてあったのでピンと来た。当時、自分は空手をやっていたので、逞しい男に見えたのであろう。スカウトされたのである。それから、歌舞伎町の喫茶店に入ったりして、二人で時間を潰したが、始発電車が出る頃に、彼は姿を消していた。

 今、暴力団は取締り・壊滅作戦にやられ、脱退者も増えて、組織は末期の状態にある。逆に、政権は憲法を改正して軍備力を強めようとしているから、国家権力の強化と暴力団・反体制勢力とは反比例の関係にあることがわかる。暴力団の消滅と共に日本は北朝鮮と同じ一党独裁国家の本質を現すにちがいない。擬制の民主主義が正体を見せるであろう。

宗教は人々の渇望から生まれる。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2018-9-17 10:15

  今、(冬の火車)と言う長編小説を書いている。懸賞に応募する予定であり、三人の知り合いに読んでもらい、評価をうけている。良い、スラスラと読める、こんな考え方があったとは知らなかった、などの感想を貰っている。彼らとは親しい仲であるから、熱心に読んでくれるてるのだろう、と思っている。

 作品の中にキリスト教を取り入れたことで良い方に膨らんだと考えている。半分ほど書き終えて、後半に取りかかっている。主人公が聖書を学んでいくうちに、いくら学んでも信仰心がめばえない、ことに悩んでいる。先輩信者に尋ねても、はっきりした返事が返って来ず、作者が考えて答えを出すことになった。

 それは需要と供給なんですよ。人が悩み苦しんで助けを求める時、期待心が神や仏を生み、ふとした弾みで奇跡的な行為をした人がいれば、それに神仏とし、さらに期待していく。どんな言動にも神仏の姿を反映させる。それが極端に膨らんだのが、仏であり、キリストである。極端に悪い例として、ヒットラーが現れたのである。

 だから、信仰心が芽生えるには、当人が苦しみ迷う、そんな状況が出来れば、彼の心の中に神や仏が生まれてくる。求めよ、さらば、与えられん、である。現象学にも通じてもいる。信者がいて、神の存在を信じるようになれば、その信念が神を作るのである。自分で自分を拝んでいることなので、他力ではなく、自力なのである。

 

限りなく0に向かう社会。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2018-9-14 20:32

  今の社会、それがつくる政治体制をどのように表現すれば良いのか、マスコミ・知識人も迷い、言い現せないでいる。哲学も思想も持ち分の領域を失い、消え去っている。論壇は賑わいを失い、淋しい限りである。この私であっても、70歳になりながら、セクハラがいけない、戦争はいけない、暴力はいけない、と言われれば、そうだ、と応えてしまうであろう。だが、待てよ、美辞麗句に泳がされて、肝心な思考が失われてはいないか?そうなのだ!きれいごと、キレイキレイの資本主義、擬制の民主主義にまんまと騙されているにすぎないのである。すべてを、良いか?悪いか?の結論から入ってしまっているではないか!

 戦争反対!をほとんどの左翼(まだ、生き残っている)は訴えるが、戦争は無くならないのか?軍備のない国があるのか?など考えて、検証したことが彼らにあるのであろうか?

 暴力反対、戦争反対で利益を得るのは誰か?それはアベをはじめとする為政者なのである。暴力反対、暴力団壊滅、セクハラダメ、で結局、反抗精神の芽が摘まれてしまっているのである。健康で長生き、で儲けるのは医療業界である。安楽死、の言葉はタブーなのである。肥料も農薬も要らないチップ農法をマスコミが取り上げないのは肥料や農薬会社が倒産するからである。出版社が作家やライターの不祥事を書かないのは身内の問題になるからである。

 この世の仕組みは,国民を生かさぬよう殺さぬよう、うまく操作されている。

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