ブログ - 20170522のエントリ
これはおよそ四十五年前、全共闘運動が盛んな頃、谷川雁と言う詩人がつくり、活動家の間で口にされた箴言である。私の心の中に今でもはっきりと残っているが、憶えている団塊世代は少なくなっている。
時代が大きく変わり、イジメが流行り、自殺する被害者が後を絶たない。他者を孤立させる者が増え、被害者は孤立・疎外に耐えきれず、自殺するのである。小学校時代、明らかに知恵遅れ(これが差別用語であれば撤回します)とわかる生徒が孤立し、イジメられることは無かったし、餓鬼大将がいて、彼は弱い者を守った。障害があって飯を食えない者は乞食になって、道端に座り、どんぶりなどを目前に置いて、金が投げ入れられるのを待ち、それで生活をしていた。今では禁止されているのかそんな光景は見ない。暴力団の善悪を論ずるつもりはないが、働くことが嫌で、嫌がらせや暴力を好む者はその組織に入り、生活をした。世間沙汰にしたくなくて彼らを利用する者や団体がある限り、暴力団が消えることはないし、そのホームページを読んでみれば、任侠道を信念にして日本を守っていると書いている。
どこで、何故、イジメが流行るようになったのか、不思議であり、よくわからないが、資本主義体制との関係が強いと、思う。自然界にはきれいも汚い、死や病気や暴力は悪いという考え、利便性・不便、快適さ不快適さもないのに資本主義はその差異を強く訴え、商品を買わせ、病院・介護施設を利用させようとする。汚さや死、不便さ、不快適さを認める者は(変わり者)として、排除・差別・排他しようとする。
おのずから、そこからイジメが発生し、進行しているのだ。(魔女狩り)に見られるように社会には異端者を排除する傾向があるが、現代のイジメは異常である。