ブログ - 20161101のエントリ
一昨日の日曜日、遠賀町の体育館で障害者の体育祭があった。岡垣、遠賀、水巻、芦屋の四町村の連合した催しであり、毎年行っている。13種の競技があり、すごく楽しく面白かった。一つ一つの競技の様子を書くときりがないので一つだけ、書いてみよう。車椅子競争、と言うのがあって四町のグループに分かれ、車椅子の乗ってグランドを走り、次の選手にタッチして速さを競うのであった。わたしは肢体に障害はなく、心臓の活動が少し弱いハンディなので車椅子にはあまり乗ったことがない。15人のうち肢体不自由者は3人いていつも車椅子に乗っていた。
競技が始まった。
車椅子で走るのは難しくないが、コーナーを曲がるのが難しい。左腕の動きを止めて右腕で車輪を回さなければならない。わたしのグループは二位であったが、最後の走者は車椅子常用者の男であった。コーナ?を回り、直線コースに入った。彼はすごい勢いで走り、日ごろ車椅子を使わない男を抜いたのであった。
彼の生き生きした表情と活気が印象的であった。こうなると車椅子に頼っているのではなく、車椅子使用の世界では優秀ということになる。ここに真実が隠されている。障害者と呼ばれてはいるが実は一般人の持たない特殊能力を持っているということであり、社会自体がこのことに気づかなければならない。