ブログ - 20150831のエントリ
安保法案の反対デモが各地で起こり、世界のニュースが報じている。日本の若者が自己主張をはじめたということでわたしは歓迎するが、では日本の軍備はどうするのか?と言う議論は少ない。従来のように米軍に守ってもらえば良いのか?ということになれば、戦争そのものが反対だと応えるであろう。
人殺しは楽しくなり、戦争も始まると意気高揚して、どこで何百人殺しただのとニュースに出てくると、まさにオリンピックのような興奮が生じてくる。太平洋戦争時の新聞を読んでみればよくわかるし、ほとんどの人間が巻き込まれてしまう。スポーツとは戦争や闘いをルール化したものだ。人間は自己保存のためにも戦うように作られており、闘争本能だって持っている。だから戦争はなくならないし、スポーツもビジネスになって繁盛している。
(正しい戦争)というものがあるとすればスポーツのようにルール化すれば良いだろうがそうはいかない。闘争行為は複雑であり、生命体の宿命として捉えるしかない。構えと備えを持っておくしかない。侵略なのか自衛なのか、もっと厳密に峻別しなければならない。相手国の日本人や会社、旅行者などの救出という行為は侵略であり、自国に他国軍が入ってきたり砲弾を撃つたりした場合に攻撃するのは自衛であるが、どちらとも判断できにくい場合がある。イジメと同じように、冗談だったのよふざけていたのよ、よいう言い訳や状況があるから、過去の戦争体験を厳密に検証しなければならない。太平洋戦争で中国や東南アジア国に入り戦争をしたのは侵略であったと認めなければならない。