ブログ - 20150809のエントリ
(働かないアリに意義がある)と言う本を読んでこのタイトルが思いついた。働き者で有名なアリの世界では7割がボーとしており、1割は一生働かないと書いてある。働くということの定義がアリや動物世界では人間と異なるであろうが、ある真理をついている。ボーとしているように見えても組織の観察や外敵侵入に警戒をしているはずである。
自動車運転の装置でもブレーキ・ペダルやアクセル・ペダルなどに遊びの部分があって、操作に一呼吸置くようになっている。運転者に少し判断の猶予を与えているのである。その他の機械でもスイッチを入れる場合においても遊びがある。組織の秩序や構造には必ず、遊びや余裕、空洞が構成上出来上がるのである。
上記の本の中では働かないアリを全部取り出してしまうと働きアリが同じ比率で働かなくなり、働かないアリだけを残すと同じ比率で働くようになったと書いてある。
わたしは働いていない人間の一人である。働いていた時には見えなかった自分の仕事の位置や社会、世界の動きが見えるようになった。災害や大事件が起こった場合など、わたしは公的機関に通報したり出来る範囲で救助するであろう。