ブログ - 201608のエントリ
30分ほど前に見た夢は鮮明に残っている。海岸に近い工場あるいは工事現場であった。薄緑に塗られ、滑り止めの線の入った鉄板が見え、それが建物のの底や壁になっていた。静かな波が寄せ、その光景は建物の中や作業員の姿、浜辺、工場の並びとあたりを映し出し、移動しながら画像になって見せてくれた。いや、わたしがヘリコプターに乗ってその光景を見ていた。そこで何が起こったのか日常的光景なのかはわからない。
わたしはヘリコプターから降り、建物のそばに立っていた。さて、家に帰ろうと考えたが、自分の家がどこにあるのか思い出せないし、どこに道路がありどこに電車が走ってるのかもわからない。そうだ、ここは神奈川県相模原市の安アパートに住んでいた時にタイムスリップしているのだ。そのアパートの隣室に住んでいた。・・子、とその子供を訪ねなければならない。イトーヨーカ堂、銭湯、団地を回る道の先にアパートはあるが、25年前に訪れようとした時は道を忘れ周りの景色も変わっていたので、迷ってしまった。イートーヨーカ堂の裏手なのだ。まだ、彼女は住んでいるというより、その時代に俺は戻るのだ。そこに本当の幸福があった。
そのあたりで目が覚めてしまった。・・子の元に戻る夢はよく観ていたが、久しぶりで会った。
彼女と三歳の息子、子連れ女はわたしの意識の重層、その中の一場面で生き、現在も生活しているにちがいない。野生動物や植物であればそれを再生する能力は持っているが一般常識に洗脳された人間は失ってしまった。テレビやラジオ、スマフォなどの再生装置を使うことでそのうち戻り、観れるようになるかもしれない。