ブログ - 20150522のエントリ
先週の日曜日、町の娯楽施設に歌謡祭りを観に行って、楽しかった。自分で作った弁当を持参していたので、二階の部屋で独りで食べていた。
「ゴ-ルデン・ウィークの時、息子から電話がかかってきて、息子と話していたら、お母さん言葉が少しおかしいよ、って言うのよ。考えたら、一週間も誰とも喋ってなかったから口が強張っていたのね」
わたしの耳に隣の席でしゃべっていた初老女の話が入り、印象を与えた。
わたしも話し相手がほとんどいない孤独者なのだ。会社を辞め、会社での人間関係がすべて消えた。町内の障害者の会、カラオケ教室、政治活動で知り合った女、男とも関係が消えた。理由を考えた。考え方方が合わないとか相手がわたしを一方的に利用していることに気づいたとかであるが、私自身が変わった考え方をし厳しい男であることが原因でもある。
寂しくなる時がある。
そんな時は歌を口ずさんだり、書いている小説の次の展開を考えたり、株でもうけたら旅行をしよう、あの女と再婚できたら幸福だろう、など空想に耽る。わたしにはなんの才能もないが、世の中ですごいことをやった者は妻子がいないとか変わり者とかいうタイプが多い。孤独が空想し、想像力・独創力を養っているのである。妻子がいれば変わり者だと噂され、妻子が酷い目に会うことがあり、会社勤めをしていれば変な噂は仕事の障害になる。わたしにはそんなものはないしはなくなった。
どこに行こうとなにをしようとすべて自己責任だし、自由なのである。こんな状況を活用しない手はない!