ブログ - 20150513のエントリ
今年は竹の子、庭に100本ちかく咲いたシャクヤクを産直店に出し、生活費の足しにした。竹の子は半分も売れ残る日があったが、タイミング(店頭に出てる量をみて値を決め売れるかどうか予想する)の判断が出来るようになったせいで4万円くらいの収入になった。激しい労働に心臓も耐えることが出来た。次はソラマメ、梅の実、ニラ、ビワの出荷になる。
だが庭も見回すと花がすっかり消え、葉っぱばかりが残っている。花の消えた庭はなんとも寂しい。わたしには息子はいるがまったく寄り付かない。娘が欲しかったが出来なかった。100本もシャクヤクが花を咲かせていれば観るだけで幸福感に浸れるが金に換えてしまった。大正時代に飢饉が起きて娘を置き屋に出した時代もあった。今でも娘を嫁に出すことだってある。わたしの気持ちには自責の念と寂しさが残った。嫁に出したシャクヤクは今頃マンションやアパートの一室で奇麗な花を咲かせ、そこに住む人と楽しくすごしているにちがいない。
それを良しとし、来年はシャクヤクの花の半分は残し、わたしといっしょに生活をしよう。