ブログ - 201505のエントリ
人でも動物でも美味しいものを見ると唾液が出る。このことを条件反射という法則でパブロフが発見したことは有名なエピソードであるがわたしは自分の人生を振り返ってさまざまな体験の中で発見出来る。
まず(射精)という体験の話をしたい。わたしは小学校6年まで夜尿症が治らず、中学校に入ってからは夢精が始まった。おかげで毎朝パンツはぐしょぬれで母に洗濯してもらうのが恥ずかしかった思い出がある。今はそんなことはないし、朝立ちさえしない。夢精とは素晴らしい世界である。夢の中に隣家の少女が現れてわたしとお医者さんごっこをし、わたしは現実以上に興奮し射精してしまうのだった。夢の続きをもう一度見たいと思って眠ってみたり、夢を自分の考える通りに展開させれないのかなどと想像したりしたがうまくはいかなかった。高校時代になると電車通学だったので満員電車の中で女の体と自然に触れ合うのがすごく心地よく楽しくなった。特にスカートの裏地やスリップのすべすべした感じは最高であった。オナニーで射精が出来ることを何かで知ったがその方法がわからなかった。父親の机の上にあったエロ本など見て興奮したがペニスをこすることは知らなかった。いろんな試行錯誤をしながら大学時代に長時間ペニスをこすって射精した。この感激と快感は異次元世界もものであり、わたしは新しい世界を知り、そこに入っていった。オナニーを覚え、条件反射が出来上がったのだ。学友にこんなことを言った男がいた。おまえなあ、猿にオナニーを教えたために猿が熱中しやりすぎて死んでしまった、という話だよ。
あの無法状態だった大学時代を小説に書いてみたいと思う。
昨日、福岡教育大学に行って物理学の公開講座を受けてきた。ニュウトン力学がその内容であったが、講義が終わるといつものように教授に寄って行って質問をした。(人が老いるとエネルギーを失っていくがエネルギー保存の法則は適用できないのですか?)彼は少し間を置いて、(それはエネルギーが発散してしまうとか新陳代謝だと・・)と言いながら言葉に窮し自分の言葉の矛盾に気づいたのか、(専門外のことなので・・)と言いながら黒板に書いていた数式を消し始めた。わたしはわかりましたと言って礼を述べて去った。学生運動が盛んな頃はこんな教授に対しては(専門・・)と言って軽蔑したものであったがやはりそうだったのか!と納得した。公開講座を受講して非常に有意義だったのは量子力学がすでに主流になっていてそれを抜きにしては現代社会は成立しないということであった。わたしのテーマである、(量子力学を哲学化する)という狙いは少しだけだが前進したということだ。