ブログ - 20130621のエントリ
すべてが数値化されていく現在、計り知れぬものは少なくなっている。計れるものが計り知れぬものを食っていき、計り知れぬものとして残されたものの価値はまさに計り知れぬ価値を強めていく。
空気や水、食べ物の価値を数値化できますか?と問われた場合、水や食べ物はスーパーで値がつけられて売ってるではないか、と答える人がいるかもしれないがそれはそれらが無限に手に入るということを前提にしている場合である。これが最期の水、最期の米、という予想がされた時あるいはその可能性が出てきた時、水や米は計り知れぬ価値を持つことになる。食料資源の量とそれを食べる動物の量は一定しているのである。人類が増殖した分、動物たちはデータブックとなって消えていくしかないし、人類が減った分動物は増えていくことになる。そんな関係性の中で自然が減少していっているのです。
酸素の値段がつけれますか?そんなことを考えたことがありますか?わたしが心臓の手術のために入院していた時には血圧、体温、血糖値、そして酸素濃度を毎日計られました。酸素濃度は指先にクリップみたいのをはさむだけで測定が出来、心臓と肺の働きを調べているのでした。
計り知れぬものは身近にいくらでもあり、わたしたちは気づかないだけです。金では買えないものです。