ブログ - 20120910のエントリ
中国人が日本大使の乗った車を襲い、国旗をもぎ取った事件はマスコミから姿を消し、沈静化しようといている。沈静化は両国の狙いでもあるが、本質的な問題を隠したたままもみ消す姿勢がある限り、似たような事件は続発するであろう。この事件は尖閣列島に中国人が上陸したこと、韓国の現職大統領が従軍慰安婦問題を口走り天皇の謝罪に言及した出来事とリンクしている。
ここで(日本人が中国の国旗をもぎ取ったらどうなる?)と考えたわけです。もしそんな事件が発生したら日本国は犯人を特定するでしょう。そこで氏名・身元を伏せ、罪名をきせないまま処分したとしたら、中国ではまちがいなくデモに発展し、それ以上の事件になる可能性が強い。中華思想をもち自分の国が世界の中心だと考える民族はすさまじいプライドをもっているのです。日本の政府はそれを予想しながらどこまでやるでしょうか。
ここで私は中国の国旗、尖閣列島、従軍慰安婦、天皇の問題は第二次大戦における日本の朝鮮、中国への侵略に原因あると考えるのです。あれは侵略ではなく欧米の支配から中国・朝鮮を救おうとしたのだという大東亜戦争肯定論をふるかざす日本人がまだいます。が、よその国に押しかけて頼まれたわけでもないのに戦争を起こすことは侵略以外のなにものでもないのです。
ドイツではヒットラーのユダヤ人虐殺に対してきちんと対応していますが、日本人はマスコミでさえ日本の侵略には一部をのぞいて触れず、日本の軍事力をもっとつけねばなどど政治家にしゃべらせている。これではいつまでも堂々巡りをくりかえすだけである。