ブログ - 20120902のエントリ
サンデル氏の(ハーバード白熱教室)を読んで、考えたのです。そこでは第一回(殺人に正義はあるのか)という過激なタイトルで、彼と学生との討論の内容が書いてありました。わたしはそれを読んで、(生きることに意味はあるのか?)というタイトルを思いつきました。それはわたしが65歳になり、大病を患って死線をさまよった経験と現在、自宅療養中で働いてもいないという状況がからんでいます。
結論から言うと、(生きること)は意味があるかないかというようなレベルの問題ではないのです。人間が生物であるかぎり、生きるようにつくられているわけですから。これは’(火が燃えることに意味があるのか?)というレベルと同じなのです。火が燃えなければ発電も出来ないし調理もできないし、人間は生存することが出来ません。
若い人はいざ知らず、わたしのような歳と状況になると(生きることに意味があるのか?)などと考えることがあるし、誰もがその時の訪れを拒否すろことはできないでしょう。(生きることに意味がある生活をすればいいじゃないか)ということになるでしょうが、単に趣味程度のことをやってるんじゃ意味はあまりありません。特別な能力も技量もないわたしはこうしてブログを書いて、人の役にたつことがあればと考えています。
(火)は消えずに燃え続けてもいけないし、消えてしまってもいけないわけです。チョロチョロ燃える火は消える運命にあります。