ブログ - 20240320のエントリ

自分が見えない時期

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2024-3-20 11:16

  ある独身男性が私の家に寄って、話をして帰る。彼はこのホームページを知って読んでいるので詳しいことは書けないが自分の息子のように思えるので、こうしてキイを打っている。

 彼の話の内容を思い出して、彼がどうやったらウツから立ち直れるか?と考えると、自分の若い頃がよみがえってくるのである。高校を卒業した頃が人生の最悪の時期であった。小学校の頃から受験戦争の兵士にされて、闘って来たのに第二志望の大学に落ち、燃え尽きてしまった。ドモリの障害があり、矯正施設に通っても治らず、父母はいつも喧嘩ばかりしており、友達もおらず、好きな女に話しかけることも出来ず、頭は悪く、どのように生きれば良いのかもわからない。修学旅行で楽しかった箱根に行き、自殺場所を探しながら、別荘に忍び込んで寝たりした。睡眠薬を飲み、ウイスキーを飲んでトイレに吊ったロープに首を入れたが眠気は来ない。

 どうしようか?と迷ってるうちに、無理な死に方をしなくてもそのうち歳をとって死ぬか何らかの事故で死ぬんだ!と思い返して自殺をやめた。それから、毎日ご飯を食べて曲がりなりにも76年間生きてきたわけである。

 今振り返って見れば自分はその時、自分の姿が見えていなかったことに気づく。先ほどの男性も自分の姿が見えないのである。ごはんが美味しく食べれる、歩くことができる、チンポも立つ、働いてい活きている、ことなど自分には神から与えられた恩恵なのである。

 それらを失い始めた今、有難さがわかってきた。今日も16時からカート整理のバイトを三時間やることになるが、さきほど草むしりをし、チンゲンサイと大根の種をまくことが出来たので、なんとかバイトも出来そうである。

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