ブログ - 20240224のエントリ
わたしがレベルが低いながらも、その大学の政治学科に入学したのは政治学の世界から人間関係を学びたかったからである。そこで丸山真男の著作や(力は正義など)(攻撃は最大の防御なり)の箴言から政治の裏表をまなばさせてもらった。喜怒哀楽がはげしくて自己主張の強かった自分は政治史の中で相手の立場という最も大事なことを理解し、それが日常の人間関係にも通じていることも知った。
それから五十年がたった今、ウクライナ戦争やイスラエル戦争などあらたな紛争がうまれ、世界は相変わらず血なまぐさい暴力を繰り返している。生活の利便性やAIの発達と言いながらもどこが発達したのか?と言いたくなる。宗教の世界も人の心を発達させウrことができず、コロナの被害にも三年間も打ち勝てなかった。
ところで、
ニュースは毎日、スマフォでみているが、日本のインバウンド需要や猫の動画に心を休ませられる。日本に観光で来る外国人は経済的には恵まれている人々であるから、寿司が美味しいとか街並みが綺麗だったとかほめるのは当然であろうが、そこに日本人が見えなかったものが見えていることを知るのである。考えてみれば、外国からみれば日本は幸福な国である。侵略戦争はしない、福祉は充実している、清潔であるなどで、黄金の国と形容されても不自然ではない。
人々は温和だし、暴力事件もあまり起こらない。だがもし、日中戦争などに火がつけばどうなるであろうか?太平洋戦争の二の舞になる可能性がある。日本がアジアを侵略した歴史などみればどんなことがきっかけであったかよくわかる。そこでは侵略したなどという言葉は一切使わず、欧米の侵略からアジア守ったということにしているのである。これは今のウクライナ戦争と同じ論理である。
このようにして戦争は生まれるし、ニュースであってもフェイクの場合があるから慎重に見極めねばならない。日頃の人間関係であっても、負けるが勝ち、と考えられれば事件は起こらない。歳をとれば、すべてが面倒になり、負けるが勝ち、ともなるのである。