ブログ - 20230201のエントリ
メディアはその出来事を記事にするかしないかの自由を持っている。記事にすれば現実に起こった事であり、無視すれば起こらなかったことになるのである。取捨選択の権限を持っているのである。以前、メディアは第三の権力と言われたことがあるが、すでに第二あるいは第一の権力になってしまっている。この文章であってもわたしが主宰しているホームページであるからこうして記事になっているが、メディアの世界であれば没にされているであろう。
新聞は読むか所がほとんどなくなったのでとっていない。もっぱらスマフォでニュースをみて世の中の動きを知っているわけであるが、近頃、メディアがどうもおかしいと思うようになった。まず、ウクライナ戦争についてであるが、ウクライナの善戦とロシアのぶざまさ、悪者扱いが多く見受けられる。その書き方は読者の目を引きやすいからであると思う。ロシアの立場そして、どうやったら戦争を終わらせることができるか?などの記事はあまり見うけられない。
近頃の記事は中国が台湾に侵攻して日本と中国が戦争をする、と言うのが増えてきている。戦争研究所や有識者を動員してその記事を書いてもらっているが、おかしい?あなたたちは日本と中国を戦争させたいのか?と聞いてみたい。どうすれば戦争を避けるkとが出来るか?という記事はなぜださないのか?まさか戦争が始まれば自分たちのメディアが儲かるなんて考えてはいないだろうな?
こんな方針だとガルシア・マルケスの小説・(予告された殺人の記録)と同じではないか?あの男が殺される、殺されると噂をされながら、誰も止めようとはせず結局はナイフでずたずたに切られて死んでしまう。実際に起こった事件を作者はドキュメンダリ―に仕立て上げたわけであるが、なんとも現実をとらえたすごい作品である。
メディアで働いている人に言いたい。あなたたちの仕事は出来事を報道するばかりではなく、読者への啓発・啓蒙があるのじゃないですか?