ブログ - 20220320のエントリ
ニュースでウクライナ難民の姿を見ると、心が痛み、涙がでる。あれは他人事ではなく、自分たちにも訪れるかもしれない光景なのである。数百万人の人々が子供の手をひき、赤子やペットの犬を抱いて、果てしもない脱出の旅をしている。歩いているのである。氷点下の寒さの中で凍え死ぬかもしれないし、食料もいつはてるともしれない。
まるで聖書の中に出てくる(出エジプト記)である。彼らがなにをしたというのであろうか?何も悪いことはしていないのに家を捨て、命をかけて逃亡する理由はなにもない。こんな理不尽なことが科学や情報の発達した現代に起こるなんて信じられない。が、現実は進行しているのである。
プーチンはウクライナで、ウクライナ人たちを暴力で支配しているナチスをやっつけるためにロシア軍の力で助けると、公言しているが全くの作り話であり、それを知ったロシア軍は戦闘意欲を失っている。世界中がそのことを知りながら、誰も止めることができない。
前のブログでも書いているが、小説(予告された殺人の記録)である。
そこで考えた。
ロシアの侵略はロシアだけが悪く、自分たちには関係ないことであろうか?
いやそうではない、七十年前の大東亜戦争を思い出さなければならない。
あのとき、日本の首相や取り巻き連はなんと言っていたか?欧米の侵略からアジアを救うために出兵すると言い、ほとんどの日本人はその言葉を信じ、命を投げ出して戦ったのである。被侵略国で相当な被害を出し、日本人だけで民間人も含めて数百万人が死んでいる。この構図は今のウクライナ戦争とまったく同じではないか!
アメリカだって、東南アジアの侵略戦争において、共産主義から現地の人民を守ると言ったのである。
歴史は繰り返す、というが、悪いことを繰り返らせてはならない。
今回の侵略戦争ははじまって一ヶ月ほどになるが、なにがなんだかわからないうちに進行してしまった感じがある。有識者たちはもっと早く、実態を伝え、世界に人に訴えるべきではなかったか?