ブログ - 20210911のエントリ
扇風機の風から秋風へ、生まれ変わるこの季節のはずなのに、ひぐらしのなき音がまったく聞こえてこない。毎年、まちがいなく、カナカナと鳴いて寂しい余韻を送り届けてくれたセミはどこに行ったのか?不思議である。
直近のことなので振り返るという言葉は適当でないかもしれないが、(今年の夏)ほど、中身の濃い季節はなかった。うなじに垂れる脂汗、しつこい蚊の攻撃、いつのまにか消えてる蚊取り線香、コロナ感染者の悪の数字、草刈り、夏バテ、貧乏たれ、その挙げ句に今日はバイクの自損事故を起こした。バイクを助走しながら家を出、停めて、門扉を閉めるつもりであった。それからがわからなかった。停めてるはずのバイクが動いていて、体ごと石垣にぶつかりそうになっていた。慌てて、エンジンを切ってバイクを止めたから、大事に至らなかった。腕と足に六箇所ほどのかすり傷ですんだが、そばに人や車がいれば大事故になっていた。
それからシルバーの弁当配達のバイトに行った。一時間ほど、後部席で、運転手の男としゃべり、配達をし彼にクリをやると、栗ご飯を作ろう、と言って喜んだ。くりは自分のうちの庭で採れたものであった。
バイク事故はいやな余韻を残した。近頃は車やバイクを運転する時、事故を起こすのではないか?と不安になる。左目の半分は見えず、頭や腰がふらふらしていて、倒れるのではないか?といつも不安である。
まさに、陽が落ちる別れ惜しむかカナカナや、である。