ブログ - 20160101のエントリ
明けましておめでとうございます。
年が変わってもわたしに変わりはなさそうですが、やはり期待感を持ってしまいます。昨年は(ガラパゴスの女)を書き上げ、応募しました。自信があります。タイミングがすごく良かった。女主人公との現実での出会い、彼女がもっとも悩んでる時であった、ボランティアとしての自然な付き合い、差別・イジメという誰でも関心のあることなど書き手にとって好条件でした。小説として書き上げることでわたしの心の整理が出来、わたしも救われ、現実の場でもわたしは彼女をイジメから救いました。
執筆中にもう一つの作品にも取り組んでいました。製作にまとまりが付かないのでタイトルも変わっていきました。(片割れ)から(番ーつがい)へ、それから(反物質)、それから(磁界)へと変わり、このタイトルで進み、ストーリーも決まりました。宇宙の塵が集まって地球が出来た。大きな丸い塊になり、太陽のような火の玉であったが、自然冷却し、今のようになった。地中にはマグマがまだ燃えていてその鉄分が磁石の作用を起こしている。その力で重力(引力)が出来、当然ながら人体もその作用を受け、磁性を持っている。微粒子の原子核の周りを電子が回っているのもその作用であるし、人間関係、人間のもつ波動(テレパシー)も磁力の作用である。不仲であった夫婦の一方の妻が死ぬが、手術後の麻酔の後遺症を残した夫は妻は生活の物音を聞く、というストーリーです。つまり人間同士の磁力を現したい。一般的に恋愛とか友情、親密感、反発力などは磁力のせいであり、物理化学作用として表現したいのです。
書き上げればこれもわたしの心の決着、整理になります。不幸や錯乱、孤独が肥料です。それが傑作を生む場合もあります。始めのうちは体験にとらわれて材料負けの状態ですが、モルトを何年間か寝かせておくと、次第に作品としての視点に変えることが出来ます。
今年も毎日、取り組みます。