ブログ - 20131107のエントリ
尖閣列島への抗議行動、日本商店の破壊、日本商品への不買運動が下火になったと思うと、天安門の真ん中でウイグル人ののった車が炎上した。その何日前もちがう場所で似た事件があった。
予想されていた事件の続発が今後も予想され、PM2.5の大気汚染もふくめて成長期の国には波乱が待ち受けている。現在、国家の体制をなしている国はすべて民族問題に直面したといっても過言ではない。
黒人のオバマ氏が大統領をつとめているアメリカだって、歴史をひもとけば少数民族にとっては受難の歴史であった。そのことを知っている人さえ少なくなっていて、歴史から消されることだって考えられる。100年ほども前、奴隷商人という者がいてアフリカにすんでいた黒人達を捕らえた。また、かれらを安く買い、アメリカ南部の農場主に高く売り、儲けた。敷地内に住まわせて綿花の栽培や刈り取り、家事労働などさせた。(アンクルトムスケビン)という小説に詳しく書かれていて、この作品は世界中の人人に感動を与えた。黒人達は悲惨な生活を送っていた。
それから黒人達に公民権運動が起こり、アメリカ政府と闘いすごい犠牲をはらって(公民権)を勝ち取った。オバマさんが大統領になったということは、(アメリカは人権国家です。中国や北朝鮮、その他の抑圧国家とはちがいます。抑圧国家は人権国家に変えねばなりません)というアメリカの国家侵略のかっこうの理由付け・正当化に道筋をつけることになるのである。
映画(夜の大捜査線)は黒人差別問題をテーマにしながらサスペンスを取り込み、素晴らしい作品になった。主人公はシドニー・ポワチエという黒人の名優であり、テーマ音楽の歌手はレイ・チャールズというこれまたすごい黒人の歌手であった。この作品はアカデミー賞を何本ももらっている。
DVDにもなっているので、ご覧になると感動することまちがいありません。
前のブロッグで(多様性の時代)を書いたように時代はすっかり変わっている。多数派による少数派の支配、一民族による他民族の支配や独裁、他国への侵略は必ず失敗し、政権側の崩壊に通じる、そのことが法則みたいになっている。
中国よ!あなたは古い歴史と知恵のある国なのだから民族問題や環境問題にきちんと取り組んでください!