ブログ - 20121110のエントリ
(自然が人間に復讐する)という考えは別に目新しいものではありませんが、今晩NHK教育テレビを観てわたしは実感しました。(地球ドラマチック)という番組で、植物の生きる知恵を取り上げていました。昆虫に受粉してもらうためにどんなにキレイな花になろうかと工夫したり、花の姿をメス蜂に似せてオス蜂を呼び寄せたり、養分の不足がちな水生植物がプランクトンをひきよせて食べたり、それは動物に劣らぬ生き方でした。
タバコは葉が虫に食い尽くされそうになったら大量のニコチンを出して、虫たちを退散させていました。ところがある種のスズメ蛾はニコチンへの抵抗力が出来て、タバコの葉に卵を産み、その幼虫が盛んに食べ始めました。するとタバコはあるフェロモンを出してカメムシを誘い、呼びつけました。カメムシたちはつぎつぎに訪れて大好物のその幼虫を食べていったのです。
植物にも人間と同じく意識があるのです。ということは除草剤や枯葉剤を使って草を殺している人、そしてもしかしたらいつも草むしりをしている人に対して草たちはどのように思い、考えているのか想像がつきますね?
かれら、いや自然自体が自分達を破壊する人間を敵とみなし、人間が感じ取れないうちに反撃しているということはおのずから考えられることですね。