ブログ - 20210818のエントリ
オリンピックをなんとか乗り切ったと思ったら、大雨に襲われて全国的に被害が続出し、雨は降り続き、コロナは感染者を何倍にもして増やしている。緊急事態宣言の適用地域も増え、守らない者には罰則を与えようとしている。
なんともやりきれない令和三年であるが、そこに自己を含めて国家の実相があぶり出されてきている。
合理的な分析と全体を見る目がはっきりしないのである。コロナの新規感染者の中にはワクチン接種者がいるのか?どんな状態で感染したのか?退院者は何人いて現在、何人が入院しているのか?感染をうまく抑え込んでいる外国はどんなことをしたのか?などを分析して、その結果、こうするんだ、という合理的な発想が見当たらない。それをやれば国民も納得すると思うのであるが、どうも弱く感じられる。
太平洋戦争で三百万人の犠牲者を出した構図とよく似ている。テレビの番組ででも、あの戦争のとき、中国の蒋介石は日本の立場と心理をよく読んで、アメリカが日本を攻撃するようにしていたと言うが、その時の情勢とよく似ている。孤島に位置し、長い間、鎖国を続けてきた国は他国や他者を分析し、臨む精神からかけていると言わざるを得ない。民意ですらそうである。込み入った難しい話をするものは遠ざけられるし、本来はコロナ対策の集会や討論会が設けられても良いはずなのにそんな気配はない。
残念としか言いようがない。