ブログ - 20190107のエントリ
昨年度の末、正月への花の需要を考えて、白瑞泉を産直店に10束ほど出荷した。自分の家は広いので、白瑞泉が庭のあちこちに咲いているが、あまりに数が多いので、日頃は無視していた。稼ぎ時だと考え、三本で百二十円で出し、半分以上は売れた。
白瑞泉を切る時、葉が離れないように、根本から、切った。すると、意外にも茎が長く、花の二十倍ほどはあった。花は小さく、八頭身の美人さながら、すごくスタイルが良いことに気づいた。そこで、考えた。花々は美意識、美観をもっているのだと。花も色んな種類に別れ、美を競い、少しでも多くの蝶や蜂に受粉をしてもらおうと考えているのだ。どんな色で、どんな模様で、どんな形をすれば蝶や蜂の眼を引き、吸い付いてもらえるか、絶えず考え、進化しているのである。
つまり、考える力と習性をもっているのである。心を持っているのである。
そのように考えると、彼らは私の家族の一員であり、産直店で買われ、他所の家庭に持ち込まれた花は、嫁入りしたのと同じだと考えることが出来た。