ブログ - 20180614のエントリ
昨日、シンガポールでトランプ大統領と金正恩氏が史上初の首脳会談を行った。北朝鮮の非核化と言う約束で一致したが、具体的内容や日程は述べれれておらず、これからの折衝にかかっているようである。八百長試合の両者の(遠吠え合戦)が終止符をうち、真剣勝負に入るのだ。両者は黙って行動を移すにちがいない。
自分の若い頃はプロレスがブームであった。あれは真剣勝負であると信じて,面白くテレビを観ていたが、八百長だと知り、落胆したが、あの迫力は忘れられなかった。特にタイガー・ジェットシンと猪木の試合など時間を忘れて観ていた。リングに上り、サーベルを口にくわえ、狂った顔を向け、奇怪な身動きをするシン、そして正義の格闘家・猪木、その闘いが始まると自分は熱狂していた。善玉、悪玉それに日本人、外国人の組み合わせになるとこの上なく、面白かった。
政治の世界も同じようなものであるが、八百長だったはずのゲームが現実の行動、出来事、事件に変わるところが、見世物以上に興味深く、興奮させられる。北朝鮮は本当に非核化するつもりであろうか?せっかく苦労して手に入れた、最強の武器を本当に手放すであろうか?トランプは大量の武器を日本に買わせた上、さらに輸入品の関税を高くして儲けようとした。
八百長試合を終えたシンと日本人レスラーは銀座のクラブで酒盛りをしたにちがいない。裏で仕組んだ金とトランプみたいに興行は大成功であり、野次馬根性のマスコミも記事が売れてほくそ笑んでいる。
高い入場料を払わせられたのは国民である。八百長試合のために、年収が百万円に満たないものまで税金を払わせられ、介護を希望していないのに保険料を取られるのだ。
北朝鮮の非核化のために、米、日、韓が経済援助をし、経済復興に手を貸す、などと新聞は書いているが、そんなことを国民は許すであろうか?どの国においても、ほぼ、毎日のように突発的な殺人やテロが横行しているこの時代に金正恩を殺したいと考えている者が居ないはずはないし、アメリカも北朝鮮も暗殺が得意な国なのである。ケネディの暗殺も解明されておらず、北朝鮮においてもどれだけの人が暗殺されたかわかりはしない。金正恩のために何万人の北朝鮮の民が飢え死にし・国外逃亡しただろうか?拉致された日本人のことも放置されたままである。
金正恩の一連の政治行動に対し、毎日新聞は彼がスイスに留学し、優れていると讃え,マスコミ全体は偉業だとみなし始めているが、それは掌をかえしたような不審さを覚える。核開発のために国民を飢えさせるのではなく、もっと早く、独裁体制を解き、民主国家にしておくべきではなかったのか?マスコミは米朝の平和転換に有頂天になり過ぎているようだ。
ヤクザの世界では敵と仲直りする時、右手で握手をし、左手に持ったドスで刺し殺すという話を耳にしたことがある。政治の楽屋裏はやくざの世界と同じである。トランプも金正恩もそれぞれ左手にドスを持っている。
この一年間が見ものである。二人とも絶えず、暗殺の危機を覚えているし、暗殺されればそれだけの政治的効果の出る大御所である。わたしなど吹けば飛ぶよな男であるから、暗殺されても何の効果も出ない。
金が油断をして人民の前に顔を出した時、若い男が突然、飛び出すのではないか?と想像する。
果たしてどうなることか?これからが本番である。
この記事は暗殺をすすめているのではありません。現実の政治世界を推し量っているだけです。