ブログ - 20171230のエントリ
今週の木曜日に、エホバの証人の布教者と話をした。彼はわたしに(聖書は実際に何を教えていますか?)という小冊子の中味を音読させ、ページの下に書いてある質問に従って尋ねた。
「宗教の教師たちがどんなことを唱えたので、多くの人たちは、神は冷たい方だと思うようになりましたか?」
「悲惨なことが起こると、それは神のご意志だ、(彼らが)言うからです」
わたしは自分の手に持っていた小冊子のページの中から答えた。
「そうです。よくおわかりになっていますね」
彼は満足気に応えた。
この講習は王国会館の集会においても同じ手法である。
日本共産党の支部会議、その学習会でも、綱領や中央委員会の報告内容を音読させ、質疑をする。わたしはそこに上意下達の構造を知り、奇妙さを感じる。この町のカラオケ会、障害者の会、年金の会などにも通っているから同じ構造を知った。本来であれば自分の日常生活への疑問や悩みなどが基本でそのことから出発すべきであるが、運営者はいつも御かみの意向を窺うような姿勢(上からの目線)である。
「神とは地上のエネルギーを総まとめにしたものではないでしょうか?エネルギー=質量×重力、ですよね?」
わたしは布教者に尋ねた。
「そうです。その方程式は知っています」
「地球上で一番重い物は何でしょうか?」
「・・・・」
彼は考えた。
「それは地球なのです。つまり地上で一番強いエネルギーは地球そのもの、つまり自然なのです。あなたたちは人は神の子だと言うけど、人は自然の子でもあるのです。自然も人もそのエネルギーつまり生命力をもらっている。それは守ってくれているとも言えるが、自然が人間の面倒をすべてみてくれるというのではない。人は塵から産まれたとエホバ神が言った。神は塵の一つ一つの面倒を見ているのではなく、全体を見ていて、様々な動植物を作って、生きよ、育っていけ、と言っているのではないですか?」
「おお、素晴らしい話です。ぜひ、入信して私たちの力になってください」
別れ際に彼は言い、彼の妻とともに私に(ありがとうございました)と言った。
女が好き、酒が好き、バクチが好き、な私が入信することも許されることもないであろうが、わたしにとって彼らとの対話は自分の考えを試せることもあって非常にワクワク感の出るものである。出会った布教者が理系に強い者であったこともわたしに知的な収穫を与えてくれている。
今年はチップ農法を知り、(年金の会)に入り、エホバの証人とも知り合い、親しい友達が出来て、良い年であった。来年はそれが実を結んでいくにちがいない。無農薬百パーセントの野菜を作り、いろんな会の仲間に売り、チップ農法を普及させていき、日本共産党の官僚主義やエホバの証人の教義に改革を与えるかもしれない。
今年もこのHPを読んでいただきありがとうございました。来年は読者とのやり取りが出来るように考えたいと思います。