ブログ - 20171120のエントリ

神歩きー2。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2017-11-20 6:55

 四日後、エホバの証人は訪ねて来た。今度は美人の女を連れではなく、夫婦であった。彼の車の中で神について話した。彼は自衛隊で働いていたが、人を殺してはいけない、と言う神の教えに従って、38歳で退職した。外国では徴兵制があって、軍隊に入ることになっているが、信者の場合はどうするのか?と尋ねると、アメリカの場合は兵役の代わりにボランティア活動をして免れ、韓国では刑に服すると言い、実行しているという。

 昨日、エホバの証人の王国会館で集会があるから、来ませんか?という電話があり、彼の車で行った。百人ほどが会館に集まり、話を聞き、賛美歌を歌い、神に対する好意的な意見を席からマイクで話した。私も歌い、話を聞いた。老若男女が幸福に満ちた顔で椅子に座り、聖書を手にし、一つの神で結ばれていた。二時間ほどで終わると、勧誘者はわたしを周りの信者たちに紹介した。ある老女は衣料品店の裏にある大きなお家ですね?と言って私の家を知ってた。わたしの近所の人の従弟がいて、彼はきちんとした身なりで神について冷静で安らかな表情で講演をした若者であった。初めて私の家を訪れた美女が私に笑いかけ、これは弟です、と言って隣の男性を紹介し、彼は内面から滲む笑いをわたしに向けて、よろしくお願いします、と言った。

 若い頃、(統一教会)に誘われて行ったことがあったが、70歳の今とは感じ方が異なっていた。こんな雰囲気の世界に入りたい気分であったが、わたしが観察者の姿勢は崩すことはないであろう。

 神は一つであるがそれに帰依する人間がちがうので色んな宗派、宗教が出来ると勧誘者は言った。異教徒たちを悪魔・サタンとみなして自分の宗派に入れようとしたり、悲惨な宗教裁判、宗教戦争を起こしたりした歴史、また、テロなどの現実世界は信者達あの満ち足りた笑顔の裏に必然的(二項対立)

出るものであると考えた。

 帰宅後、いつもの山道を幸福な気分で歩いた。急な坂道や石ころだらけの悪路で、体がふらつきそうになることがある。これは単に歩いているのではなく、歩くことで(祈っている)のではないか?と考えた。

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