ブログ - 20121023のエントリ

米を作ろう!

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2012-10-23 21:13

今、仕事は休業しています。リハビリをかねて野菜作りにはげんでいます。6ヶ月ちかくも放置していた畑はおそろしいほど荒れていました。およそ100坪ほどの広さですが雑草が全面を埋め、日照り続きのせいで土は乾ききり、スコップを刺しても一度の蹴りでは通らないありさまでした。ところが掘り進めていくうちに雑草の根は隙間がないほど生え深く伸びているのです。どこから手をつけていいのかわからなかったのですが、ともかく研ぎ澄ました鎌で雑草を切り落とし、スコップで天地返しをすることにしていったのです。そこまではがんばりました。ところが、土に張り巡った草の根を一本一本とる作業をはじめると絶望的になりました。小さなクワで土塊を叩き砕き、根を取ってカゴに入れていくわけですが、やり終えるまでの労力と時間をかんがえると、1ケ月ではかたづかないと判断しました。

知人のKさんが小型耕運機をもっていましたので、彼にたのんで耕してもらいました。彼は(ふつうの畑の2倍の時間がかかる)とフウフウ息をしながら、やってくれました。耕運機だと手でやるよりも土が小さく砕かれ、畑らしくなりました。それでも雑草の根は刻まれて残っていたので、目につくものだけ取り除きました。

石灰、牛糞、鶏糞、化学肥料を畑に入れて、種をまきました。現在、ホウレンソウ、タカナ、チンゲンサイ、キヌサヤエンドウ、ジャガイモが芽を出し、成長しています。その姿を毎日、見るたびに喜びがわき、自分が生きていることを実感します。

ここで考えました。こんな経験が出来る自分は恵まれていますが、都市生活者のかたがたにもこんな経験をしてもらえれば新しい世界がひらけてくるのではないかということです。それに日本人だから、次は米づくりだということです。放棄された田を借りて、そこで皆で米作りをし、生存に直結する食料の保証を勝ち取れば日本の経済状態がどのようになろうと生きていけるということです。会員制にして、資金を集め、米作りに直接従事できる人はしていただき、従事できない人は米を成長具合を見にきていただければよい。そんなことを考えました。

ともかく、土を掘り起こして、雑草の根があれだけ密集して生えているのを見て感動しました。最初は腹立たしかったのですが、ドクダミやヤブガラシやヨモギが乾きにも暑さにも負けず繁茂している有様に元気をもらい、励まされました。自然に学ばされることはいくらでもあります。

 

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