ブログ - 20120713のエントリ
大津市立中学校でのイジメによる生徒の自殺、それが毎日報道されている。報道されてはじめて、被害者が気の毒だという意見がおおくを占めはじめたが、最初に気づいた者がイジメはいけないと言っていたら、(おおげさに騒ぐな)と一蹴されていたかもしれない。多数派を占めてはじめて、初めて正論になる、これが人間社会の実態である。
イジメル側はなかなか狡猾で、ふざけている、冗談だよ、というノリで行動を起こし、イジメているという感覚はうすい。見ている側もシカトして、あいつがいじめられている間は自分はいじめられない、とタカをくくり、イジメに同調している。
イジメられる者は不思議と叫ばないし、叫べばイジメは消えているだろう。これは一つの構図である。
ふざけている、冗談だよ、という演技で彼らはやってくるのでなかなか叫びにくくなるが、そこで叫ぶかあるいはイジメ行為の一つ一つをていねいに記録にとっておこう。いざという時を待ち、公開の場で一人一人を指摘し、糾弾し、たっぷりと損害賠償を勝ち取ってやればいいのである。
政界をみてもわかるように日本は変わりつつあります。
恥ずかしい話ですが、私は国歌の(君が代はー)という歌いだしの言葉を50年もまちがって解釈していました。文字通り、(あなたの時代は)と思い、(君)が天皇を指していることがまったくわかってなかったのです。天皇をたたえる歌というくらいのことはわかっていましたが、学校での国歌斉唱において歌ってるあるいは歌ってないということが問題になり、中国や韓国での反日感情のもとにもなっている状況で(君)の意味を考え直し、天皇を指していることがやっとわかったのです。
それほど問題になるのであれば、敗戦時においていっそのこと国歌も国旗も変えてしまえば良かったのにと思いました。
でもそれは天皇制の問題がからんでいて、むずかしいことでしょう。NHKの大河ドラマ(平清盛)をみていて、天皇を幽閉したり担ぎ出したりして右往左往しているが、政権をとる者にとってはいつの時代も(天皇)への囚われから解放されないんですね!
もし、わたしやあなたのそばに天皇がいらっしゃたら、どうしますか?
ひざまずきますか?頭を下げますか?知らぬ顔をしますか?逃げますか?
その反応は自分自身にとっても興味深いことです。