ブログ - 20201105のエントリ
今回のコロナ禍をどのようにとらえるか?という重大局面に出くわしているのに、有識者も知名人も哲学者たちも確固とした反応を示しきれていない。政治家たちさえ、トランプとバイデンの争いになっているがどちらが当選しても経済至上主義の流れが変わるはずはなく、時代は相変わらず、モグラ叩きを飽くことなく繰り返し、マスコミはお祭り騒ぎで儲けるでろう。こちらのモグラを叩けば、あちらからモグラが顔を出すのである。
スーパーマーケットの買い物籠の整理を週に二日ほどやっている。お客さんたちにいらっしゃいませ、ありがとうございます、と声をかけながら立ち動いていると彼らの表情に気持ちが見えてくる。ありがとう、と優しく声をかけてくれる老婦人が多く、気持ちがなごむが、男たちの鬱目ばかりが目に付いてしまう。大赤字の店ということもあって店長や次長には笑顔がなく、意地の悪い態度が垣間見える時がある。
アメリカでは、トランプとバイデンの争いが支持者たちの内乱にまで発展しそうな雰囲気である。そこにあるものを感じる。英雄、スーパースターを私たちは待っているのである。この耐え難い鬱を叩き出してくれる熱狂を待っているのである。トランプが、おれを見ろ、コロナに勝ったじゃないか!俺についてこい。おれは神だ!などと叫び始めたら、熱狂的な群衆はついてくる、と思う。ヒットラーが出現した時代のように、群衆はスーパースターを待ち望んでいるのであるし、時代はそんな神がかり的な人間を産むであろう。
時代は経済至上主義が破綻したのであるから、自然の普遍性を認め、自然への回帰を始めるべきである。それを言う者が出ればわたしは熱狂的に支持するであろう。自然破壊や食糧危機が叫ばれている時に、GDPやGNPを取り上げることに何の意味があっるのか?順番が逆ではないか?