ブログ - 20170624のエントリ
人間の体も含めて、自然界、そして宇宙は絶えず、循環している。循環しなくなった時は、死、である。動物の血液、体液も循環し、呼吸をして外気と循環をしている。地球は自転しながら太陽の周りを回り、太陽系そのものも回っていると思う。静止しているものが発見されていないから、太陽系が回っているとは言えないだけである。
人間社会には革命が数百年に一度は起こっている。それにに対してはさまざまな見方があるが、自然現象の一つ、自然科学の一つであると私は考える。天を仰いでいた木の花が実に変わり、地面に落ちる。あるいは鳥に運ばれて遠くに行く。実は芽を出し、天に伸びていく。花を咲かせ、実になって同じことを繰り返す。
人間界の階級制度も、上層部にいた者が蹴落とされて、下層に行き、下層が権力を握って上層に行き、上層部上と下が回転し、循環している。それはエネルギーの循環であるが、日本では革命は起こっていない。明治維新は幕藩体制と薩長の政権交代であり、アメリカに戦争で負けて、与えられた憲法は日本人が考え出したものではない。だが、平等思想、言論の自由の世になった時の日本人の歓びは当時の白黒写真に発揮されている。
革命も変革もない今の日本人の表情は世界一冴えないものだろうが、負が蓄積されれば循環作用に入ると思う。そこで戦後のような生き生きした顔が戻って来るはずである。