ブログ - 20160929のエントリ
69年間の人生を振り返ってみて、人生、社会、政治、芸術まではだいたい理解できるが男女関係、恋愛だけは永遠の謎に近く、判断に迷うことがある。自分が好きな女のタイプにはいろいろあるが、母性愛の強い、しっかり者、と言うタイプがある。母がそんな人であった。朝の3時に起きて、洗濯、農作業、家族の食事作りをし、夫、子供たちを職場や学校に送り出し、10時には呉服屋に行って働き、6時から夕食作り、夜なべ仕事をし、11時ころ布団に入る、という生活であった。
自分が成人してからの恋愛相手はこんな母みたいなタイプがいた。結局、結ばれなかったが、気持ちはひかれ、その人のそばにいるだけで心が安定した。相手もそうであった。母性愛を求める男が母性本能の強い女に出会い、結ばれる。これはDNAどうしの反応だと思う。DNAが元素や分子のレベルで結合を求めていたのである。恋愛が化学反応だというのであればすべては化学式どおりに進むはずではないか?、でも進まない場合があるのではないか?と反論されるであろうが、科学実験でわかるようにその時の条件が変われば化学式どおりには進まない。温度や異物混入だとか条件が変わる可能性は多い。人間の男女の場合でも経済的な状態、健康状態、新しい異性の登場など条件は変わりやすい。
母親の胎内から生まれ出て初めて会う異性は母親である。それから成人するまで面倒を看てもらうもらうわけであるから、母が愛人、恋人になるのは必然的であり、マザコンは典型的な例である。