ブログ - 20121231のエントリ
現代をどのように捉えるか?ということになればいろんな捉えかたがあるでしょうが、私は3年前に(デジタルファシズム)という言葉を思い浮かべました。自分の考え事、人の話、新聞・テレビ・ネットの情報の中に数字が主導権を握り、為政者・マスコミが国民をマインド・コントロールし、私たちはそれの信者になってしまっている。数字のマジック、詭弁、欺瞞には空恐ろしさを感じ、実例をあげればきりがなくそんな手品に自分の人生が支配されてきたことがわかれば憎悪さえ沸いてくる。
(高齢者の犯罪が増えました)と新聞が報じていたが、その増加率は高齢者の増加率とどのように関連してるかの数字は出さない。高齢者の人口が増えれば犯罪の数字が増えるのは当然ではないか?
警察官の犯罪が増えたように報道してもいたが、それまでは彼らが前科者情報やガサイレ情報を流しているのは日常的であり、情報公開が義務づけられたにすぎない。テレビ番組の視聴率も首をかしげたくなる。その時間帯にテレビを切っている者の数字は入ってはいないから正確な数値ではない。
こんな報道の仕方では白を黒ということだって出来るのである。事実と真実はちがうのである。当局が都合の良いことばかり言いたければ都合の良い数字・事実を出せば良いのである。都合の悪い数字・事実は隠しておけばよい。
マジックによるこんな操作が東北大震災を引き起こしたのである。新しい時代は合理主義の思想を見直し、再検討しなければならないし、合理主義は偏向し迷信にもちかいものであることに気づかなければならない。時代や思想を大きく歪めてしまったことも。