ブログ - 20190523のエントリ
この出来事は登場人物が特定できないように書くしかないが、そこに世間の目の怖さを感じてしまう。何しろ、マスコミは中傷合戦をやってるみたいで、政治家や芸能人など有名人たちは自分が餌食になるのでは?と戦々恐々としているに違いない。趣味で小説を書いてる私であっても、作品がもし出版されたらモデルにされた人は私を訴えるかもしれないと恐れてしまう。不幸中の幸いで、何度、応募しても落ちている。
ある(会)での出来事である。
その初老の男はいつも賑やかな振る舞いの人で、他人の面倒見もよく、かなり知られた人である。その身内が町会議員選挙に立候補し、落選した。すると知り合いから、あんたが、スナック・ママと関係を持っていることが原因だよ、と言われ、ショックを受けた。彼が次期、町長選挙に立とうと意欲を持っているのと重なって、かなりのショックであった。
彼は噂を立てた者を探し回った。見つかったので家を訪れ、追及した。相手は認めたが、誰から噂を聞いたかは話さなかった。そこで、仲直りのため、一緒に食事をし、酒を飲んだ。彼はスナックママの引越しの手伝い、など世話を焼いたことが噂の種であった。
そこまではよくあるケースであるが、彼はそのやりとりをパソコンで活字にし、会合の席で、六人に配布したのである。そんなことで騒ぐな、というのがだいたいの反応であった。
わたしは、そんなことを活字にして配布するなんて、あなたは言論の自由をどう思うのか?噂話をするな、ということになってしまうじゃないか、と言ったが彼は聞く耳を持たなかった。同時に、スナックママや噂を立てた者(実名で登場している)達が公表されたことの精神的苦痛で訴えたら、どうなるか?怖くなってしまった。
世間には魔物が住んでいる、のである。同時に、わけのわからない時代になった。