ブログ - 20181011のエントリ
二十歳のころから、自炊生活を始めた。五十年間、たまの外食を除いて、自炊、孤食である。帰郷してからはそれに、野菜作りが加わった。振り返ってみると、食べ残して捨てることは、年に二、三回ほどしかない。
考えてみれば、これはすごいことである。多くの主婦が料理やそのローテーションに悩んでいるらしいが、自分にはほとんどなく、いつも美味しくいただいている。しかも、安い費用と新鮮さで食べているのであるから、感謝すべきである。自分で栽培した野菜を時々、産直店に出しているので農家への感謝と同時にその実態もわかってくる。
自炊の一つの例として、まず、豚骨の場合である。一握りで百五十円ほど出せば買える。鍋に玉ねぎ一個と豚骨の半分ほどを入れ、弱火で四十分ほど煮る。スープが出来たら、まず、ラーメンをつくってみる。どんぶりに、醤油を大スプーン一杯ほど入れ、次にスープを入れる。先に醤油を入れた方が混じりやすいのは焼酎のお湯割りをつくるのと同じ原理である。それに茹でた面を入れ、後は焼き豚、シナチクなど好きな添え物を入れる。
次のスープの利用法はおでんである。
次のスープの利用法はカレーライスである。
次のスープの利用法は煮物や佃煮づくりである。
百五十円の豚骨で五つの利用法がある。
以上の料理は二、三回にわけて、食べるので食べ残しはない。