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ブログ - 日記カテゴリのエントリ

歌手は俳優である。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-20 18:13

 姥捨て山みたいだったカラオケ教室から、違うカラオケ教室に通い始めている。姥捨て山教室は80歳近い女が13人もいて、絶えず男女関係や個人的なことを監視していて、公私の区別が出来ない陰気臭い世界だった。男は私と先生だけだった。わたしが隣の席のバアサンと喋ったりしていると、ジット見つめているバアサンのいやらしい目線があった。女が男の視線にいやらしさを感じる気持ちがわかった。

 わたしはパソコン教室の講師をしていたS先生にスカウトされて、S先生のカラオケ教室に通っているが、あまりのレベルの高さに少し怖気づいている。姥捨て山では歌がうまい!と言われていたわたしはプロ並みの生徒と毎週、競うことになった。教室が始まる前にカラオケ屋に行って予習を2時間もして参加するのだが、S先生からは、まだ楽譜どおりに歌えていないと言われ、自信がぐらついてきた。S先生は男勝りで、50歳前くらいで、眉が吊りあがっている。パワーに溢れ、厚化粧をしていて、私に、シゴキがいがある、とか、こき使ってやる、とか、唾をつけてやった、など男でもあまり使わない言葉を投げてくるが、さっぱりした性格でまさに九州男児である。パソコン教室ではエクセル講座をやり、外国では性別する場合、男、女、とあるがもう一つ、その他、という項目がある、と言っていたので、先生は(その他)じゃないですか?と今度言ってやろうと思う。

 わたしは町の歌謡祭にも通って歌の研究をし、散歩しながら口ずさんだりしているが、自信のある歌い方が出来ない。S先生は九州大会で優勝した人で、ステージで歌うとプロ歌手より感動させる歌い方をする。。先日、先生の歌っている場面をビデオに撮った。曲のクライマックスの場面では眉が吊りあがり恐いほどの形相であった。

歌の世界にはまり込むと表情まで変わり、手を胸や腹に当てたりして、主人公になりきっているのだ。先ほど散歩しながら口ずさんでみた。すると歌詞の一語一語をかみ締めるように歌い、時分の顔に歌詞の世界の表情(恋心)が現われたのがわかった。

 歌手とは歌を通してて演じる俳優なのだ!普通の俳優は台詞や表情で役を演じるが、結局、歌手も俳優も演じ、そして役になりきる点では同じである。これはわかりきったことであったろうが私にとっては新しい発見であった。

 歌う楽しさは、歌いながらその世界の主人公になれるということなのだ!

見事な死に様。

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日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-18 20:44

 今日の朝、産直の店に行った時、昔の仕事仲間に会った。彼から意外な話を聞いた。NHKの集金をしていた時の労組の仲間だが、話題の中で、彼がなぜNさんの死に様に進めたのかわからない。彼も余命を控えた身だからであろうが、すごく感動した。Nさんが死んだことは数ヶ月前に彼から聞いていたが、深夜に彼が苦しみ始めて、妻が驚いて救急車を呼ぼうとした時に妻を怒鳴りつけたと言うのだから、唖然として何とも言えなかった。Nさんは北九州放送局の分会長であった。わたしが福岡放送局に分会をつくる時に応援してくれ、20年以上の付き合いだった。NHKから苛められる集金スタッフを身を削って助ける、男の中の男であった。営業部長のネクタイを掴んで首を絞め、団体交渉をした話も聴いた。わたしは彼を現代の(無法松)だと思って尊敬していた。彼は退職しても毎年、年賀状をくれた。いつか会いたいと考えていたが会えなかった。

 妻は夜中に寝ていたNさんの呻きで目を覚まし、顔を見た。青ざめ、息も絶え絶えに低く唸っている。異常事態だと判断した妻は救急車を呼ぼう、とつぶやいた。馬鹿!貴様、そんなんは呼ぶな!と苦しげな声で怒鳴られ、迷ってしまった。心筋梗塞を起こしていたのだ。わたしは経験があった。あの痛みは心臓を刃物で刺されるような感じで、耐えられないものだった。三年前、病院のベットにいたわたしは心筋梗塞を起こし、看護婦を呼んだ。応急手当を受けてで助かったのだった。あの痛みの中で、呼ぶな!と怒鳴りつけるなんて信じられない。どんな気持ちだったのかは死んだ今では推測するしかない。

 Nさんの妻は娘を電話で呼びつけた。駆けつけた娘は救急車を呼んだ。担架に載せられたNさんは病院に着く前に死んでいた。心筋梗塞を起こすと、心臓を取り巻いている血管が詰まって酸素が行かず心筋細胞が死んでいく。三分の一も死ねば心臓は通常の動きが出来なくなると思う。わたしの心臓は五分の一くらいが死んでいるので以前のような元気はない。

 こんな推測をわたしはする。Nさんはこう言ったのだ。?お迎えが来たんじゃ!邪魔するな!行かせてくれ。

 わたしは逝く時にそんな言葉を残してみたいし、そんな男になりたい。

庭の花々を嫁にやった。

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日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-13 5:04

 今年は竹の子、庭に100本ちかく咲いたシャクヤクを産直店に出し、生活費の足しにした。竹の子は半分も売れ残る日があったが、タイミング(店頭に出てる量をみて値を決め売れるかどうか予想する)の判断が出来るようになったせいで4万円くらいの収入になった。激しい労働に心臓も耐えることが出来た。次はソラマメ、梅の実、ニラ、ビワの出荷になる。

 だが庭も見回すと花がすっかり消え、葉っぱばかりが残っている。花の消えた庭はなんとも寂しい。わたしには息子はいるがまったく寄り付かない。娘が欲しかったが出来なかった。100本もシャクヤクが花を咲かせていれば観るだけで幸福感に浸れるが金に換えてしまった。大正時代に飢饉が起きて娘を置き屋に出した時代もあった。今でも娘を嫁に出すことだってある。わたしの気持ちには自責の念と寂しさが残った。嫁に出したシャクヤクは今頃マンションやアパートの一室で奇麗な花を咲かせ、そこに住む人と楽しくすごしているにちがいない。

 それを良しとし、来年はシャクヤクの花の半分は残し、わたしといっしょに生活をしよう。

花はなぜ美しいのか?

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-9 11:34

 こんな単純なタイトルを考え出しすのは、日頃から自然に接する生活をしているからであろう。

 まず第一に思いついた答は花には雄しべと雌しべがあり、蝶や蜂が寄ってきて受粉されることで子孫を増やす、美しいことで蝶や蜂を呼び寄せるということである。美を競い合い、美しくなければならないのだ。すると蝶や蜂には審美眼があり、美意識があるということになる。色についての原理は物理化学ではわかっていない、と公開講座で先生が言った。美意識は人間にしかないと考えていたが考え方を変えなくてはいけないのだろうか。昆虫は匂いやフェロモンでも引き付けられるから美しさだけが原因ではない。

 ところがダリアやボタン、チュウリップのように雄しべも雌しべもなく、球根で増えるものや隠花植物もある。彼らは蝶や蜂の手助けをしないのに開花植物以上に美しい。これはどういうことだろうか?と考えるとわけがわからなくなってしまう。存在感を示しているとしか考えられない。

医療業界の後進性。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-3 20:43

 今年の八月で、心臓手術後の三年目になる。大手術をした後、普通の生活に戻れたことに感無量だが、医療業界への疑惑が時々、くすぶる。飲酒、暴食、ストレス生活が原因だが、医者や病院の実態、果ては医療業界を知ることが出来た。当時、高血圧症で柴山医院に通っていたが糖尿病を併発した。狭心症の発作が起こり、柴山はグループの遠賀病院の循環器科を紹介し、わたしはその病院が医師会病院だったので信用した。柴山は遠賀病院が仲間内だから紹介したがそれがわたしの人生を狂わせかけた。そこには心臓血管外科がなくカテーテル治療しか出来ず、二十年も高血圧症で薬で抑えたわたしの血管は動脈硬化を起こし、バイパス手術が必要であることは普通の医者なら見抜いているはずだった。柴山は仲間内の関係の方を大事にした。

 遠賀病院の近藤医師は副院長もかねていて、わたしの冠動脈に風船治療をした。失敗した。仕事に戻り、二度目の狭心症発作をおこした。遠賀病院で二本目の冠動脈にステント(金属製パイプ)を入れ、成功した。仕事に戻ったが、バイクの盗難にあったり仕事が辛くなった。三本目の冠動脈にステントを入れてもらおうと考えて入院した。その血管は直径が6ミリもある大きなもので90パーセントを血栓が塞いでいた。そこにステントを入れ込んでも血栓が外れれば血管をふさいでしまうのではないか?と疑問を抱きながらも近藤医師を信用した。治療後30分、ベットで夕食をとっている時、心筋梗塞が起こった。近藤医師やスタッフが大急ぎで集められ、血栓をなんとか吸い取った。心筋梗塞のせいで心臓に瘤が出来、弁もおかしくなっていたが、近藤医師は退院させた。肺に水が溜まったままだったので肺炎を起こし、また入院した。そこで他の病院にしたほうが良いのではないか?と考えたがカルテなどの資料をどうするのかわからず、このまま年金病院に行ったほうが良いのか判断が出来なかった。肺炎が治って退院したが、散歩中に狭心症の発作を起こした。遠賀病院に行き、近藤医師はそこで年金病院を紹介した。近藤がもう一人の医者と二人でカテーテル治療をしてる時、もう一人の医者はバイパス治療!とつぶやいていた。血栓が外れることを想定しなかったのか?血栓吸入装置を使わなかったのか?と近藤に尋ねた。脂分が強すぎて吸い取れなかった。近藤は答えた。そのまま放置したのか?近藤は答えなかったが、未必の故意なのである。

 民間企業の製品を買ったり契約したりして、不具合が生じると消費者センターが相談にのってくれるが、わたしが上記の内容で迷ったり医療ミスをされたりしても相談する組織が無い。私だけでなく多くの人が病院で酷い目にあっても相談の窓口がないのだ。これはどういうことであろうか?病気は製品とちがって複雑だから窓口がないのではない?と言った人がいたがわたしは医療業界の怠慢・後進性だと考える。年金病院でバイパス手術をうけ通常生活に戻ったが、不整脈が時々でる。その後、体調はどうですか?と訊ねるアーフターケアもない。また、保証という考え方もない。医師会という組織は何をやっているのか?わたしが今のような元気な状態であれば医療ミスで裁判に訴えるのだが。近藤は左遷され、遠賀病院にはもういない。

風見鶏症候群

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-3 17:57

 昨日、精神科の授産施設に知人の男を訪ねた。63歳になっている。躁うつ病ですでに20年間も入院し、このままでは一生をそこで終えそうな、あるいはその前にわたしの余生が終わりそうな気もした。入り口から声をかけたが返事をかえしたまま、出てこない。出てきたので顔を見ると険しいウツの表情だった。具合が悪そうだからこの次にしよう、というと彼がうなずいたのでわたしは停めていたバイクに戻った。背後から、話をしたい、という声が聞こえ、彼の部屋に上がっていった。

 わたしの近況を話した。彼は薬を日に35錠も飲み、副作用で階段から転げ落ちたりして、施設長から外出をとめられている、と言った。薬が副作用をうみ、副作用をなくすためにまた薬を増やし、それが副作用をうむ、という負の連鎖だとわたしは読んだ。そばの自動販売機にジュースを買いに行くことも止められているという。

 (双極性障害B型)という病名だと言うので、ネットで調べると躁鬱病の名前が変わっただけだった。ウィキペディアを読むとこんな文面に出会った。この病気の原因は2020年までには分子レベルで解明される予想だと言う。文部科学省の見解だった。やはり心の動きは物質に起因していた。

 かれの部屋の階下に住む男性が入り口に現われたので彼とも話しを交えた。彼も双極性障害であり、アダルトチルドレン病だと言い、わたしは後者の病名に興味を持ち、ネットで調べた。父親がアルコール依存症だったりして劣悪な家庭環境で育ったため精神の発達障害がある、とあった。わたしにぴったりの家庭環境と私の性格だったのでおどろいた。わたしはなんとか社会生活を送っているので施設に入ったり入院もしていないが、好奇心もあって入院してみたいと想像したりした。

 (風見鶏)というのは鳥の形をしていて風がどっちから吹いているのか方向を示すものだが、わたしの人生経験から言えば日本人の90パーセントを占め、多数派になっている。会議や会合の場ではいっさい意見を言わず意思表示もせず、その場の風向きにまかせている。仕事は真面目にやり、家庭も守り、人付き合いも当たらず触らずの等距離を保ち、イベントや出ごとにもきちんと顔を出し、陰口は叩く。日本国内では彼らは信用され親しみをもたれているが外国人の視点では薄気味悪いと言われてる。自分の信念が社会通念とシンクロナイズしているので、戦争が始まると戦争万歳と言い、敗戦になると戦争反対と叫ぶのである。

 彼らは健常者と呼ばれ、精神障害者と呼ばれることは絶対にない。権力体制側の被搾取階級だから権力にとっては大事な(飯の種)なのである。わたしはかれらを風見鶏症候群と呼び、標本箱の中で学名をつけ、分類したい。

 

狩猟民族が世界を制覇する。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-3 7:26

 週に一度、英会話講習に通っている。楽しいし刺激的である。新しい発見もあった。日本語と比較して英語はなんと簡潔であろうか!ということである。私、を指す場合、日本語には、僕、わたし、俺、自分、手前、拙者、などたくさんあるのに英語では1しかない。あなた、を指す場合でもそうである。painterという言葉は画家を現すと同時に塗装職人も現している。これはやや荒っぽいと思うが。

 簡潔な言語だから世界に普及しやすく広まっていった。グローバリニズムという帝国主義で世界を征服し始めている。それはアメリカという国であるがそれを非難しようというのではなく、理論づけをしたいだけである。私みたいな無名の男をCIAが暗殺しようとすることないであろうし、話を変えればイスラム国をテロ国家だと非難するアメリカはフセインやビンラディンなどを裁判もなく殺しておいて自国が平和国家だといえるのか?

 日本が太平洋戦争でアメリカに惨敗し今も被占領下にあるというのはアメリカという国の強さに他ならない。黒人、メキシコ人、韓国人、中国人、欧米人などアメリカは人種の坩堝である。言語、肌の色、宗教、生活習慣が異なる民族が同居し、大統領に黒人がなっている。多様性の国である。これが摩擦や刺激を生み、エネルギーの根幹になっている。英国人はアメリカ、オーストラリア、カナダを侵略し原住民を淘汰していった。その一つに日本も入っているわけだが、距離がはなれすぎていることもあって淘汰まではされなかった。

 太平洋戦争に話を戻してみよう。日本の敗因はいろんなとらえかたがあるが、狩猟民族VS農耕民族だったとわたしは思う。馬に乗って野生動物を追ったり、通り道に待ち構えて銃で撃つ、あるいは囲って放牧する、それを日々の生活にしている民族とクワをふるって畑や田を耕し春夏秋冬の季節で作物の生育を計る者が闘った場合、勝敗はすでに決まっていたというわけである。

 だが、勝つ者久しからず、という言葉がある。東洋思想であり農耕民族の視点である。それを腹の中にすえて世界の動きを俯瞰してみよう!

 

 

被占領状態下での日本国憲法。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-3 6:33

 新聞やテレビでも憲法論議が盛んである。交戦権を認めない日本国憲法は素晴らしい!安倍政権に交戦権を認めさせてはいけない。世界の人からも日本の平和と非戦を認められ、うらやましがられている、など百花繚乱の賞賛である。共産党の赤旗でさえそんな書き方であり、そんな風潮の中で交戦権を認めろなどと言うのはよほど勇気のいることである。ここでどのマスコミも識者も指摘しないことがある。日本はまだ軍事的にも政治的にもアメリカに占領された状況にあり、憲法でさえアメリカに押し付けられていることである。憲法で交戦権を認めないと言う事項はアメリカに対しても牙をむけない、ということで鎮座している犬の姿勢なのである。鉄格子の中に閉じ込められていて外敵も襲えない状況の下で憲法は生かされているのだ。これが素晴らしく、生きていると言えるのであろうか?虜囚にされていることなのである。ここを踏み違えてはいけない。まず被占領状態を解いてから憲法論議をすべきである。

条件反射。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-2 6:46
人でも動物でも美味しいものを見ると唾液が出る。このことを条件反射という法則でパブロフが発見したことは有名なエピソードであるがわたしは自分の人生を振り返ってさまざまな体験の中で発見出来る。  まず(射精)という体験の話をしたい。わたしは小学校6年まで夜尿症が治らず、中学校に入ってからは夢精が始まった。おかげで毎朝パンツはぐしょぬれで母に洗濯してもらうのが恥ずかしかった思い出がある。今はそんなことはないし、朝立ちさえしない。夢精とは素晴らしい世界である。夢の中に隣家の少女が現れてわたしとお医者さんごっこをし、わたしは現実以上に興奮し射精してしまうのだった。夢の続きをもう一度見たいと思って眠ってみたり、夢を自分の考える通りに展開させれないのかなどと想像したりしたがうまくはいかなかった。高校時代になると電車通学だったので満員電車の中で女の体と自然に触れ合うのがすごく心地よく楽しくなった。特にスカートの裏地やスリップのすべすべした感じは最高であった。オナニーで射精が出来ることを何かで知ったがその方法がわからなかった。父親の机の上にあったエロ本など見て興奮したがペニスをこすることは知らなかった。いろんな試行錯誤をしながら大学時代に長時間ペニスをこすって射精した。この感激と快感は異次元世界もものであり、わたしは新しい世界を知り、そこに入っていった。オナニーを覚え、条件反射が出来上がったのだ。学友にこんなことを言った男がいた。おまえなあ、猿にオナニーを教えたために猿が熱中しやりすぎて死んでしまった、という話だよ。  あの無法状態だった大学時代を小説に書いてみたいと思う。

エネルギー保存の法則。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2015-5-2 6:06
昨日、福岡教育大学に行って物理学の公開講座を受けてきた。ニュウトン力学がその内容であったが、講義が終わるといつものように教授に寄って行って質問をした。(人が老いるとエネルギーを失っていくがエネルギー保存の法則は適用できないのですか?)彼は少し間を置いて、(それはエネルギーが発散してしまうとか新陳代謝だと・・)と言いながら言葉に窮し自分の言葉の矛盾に気づいたのか、(専門外のことなので・・)と言いながら黒板に書いていた数式を消し始めた。わたしはわかりましたと言って礼を述べて去った。学生運動が盛んな頃はこんな教授に対しては(専門・・)と言って軽蔑したものであったがやはりそうだったのか!と納得した。公開講座を受講して非常に有意義だったのは量子力学がすでに主流になっていてそれを抜きにしては現代社会は成立しないということであった。わたしのテーマである、(量子力学を哲学化する)という狙いは少しだけだが前進したということだ。
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