ブログ - 20141115のエントリ

階級制度は食物連鎖である。

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
nakamura 2014-11-15 7:10

 若い頃、共産主義を理想にしたことがありました。平等で、搾取・差別のない理想郷を夢見たこともありましたが、そんな世界は世界の現実を見回せばわかるように、ありえない、という結論に達しました。村や国という形態が出来れば運営する資金が必要になり、運営する側はその資金を自由に使える立場に立つのです。するとまず自分達が美味しいものを食べ、飢えるということはありえず、金を自由に使うようになるのです。階級の上に立つ者が食物連鎖のシステムの中で食べる側の頂点に立つのです。食べられる側は食べられることで異常繁殖を抑制され、階級・彼らの生存が守られるのですが、頂点に立つものは食べる者がいないので倒され、次の支配者に取って代わられます。

 支配者がいなければ被支配者は存在できず、被支配者がいなければ支配者も存在できません。コインの裏と表の関係みたいなものです。

 現代の日本の身分制度は複雑です。餓死するものがいない、生活が困窮すれば生活保護受給という制度があるので身分制度はないようにみえますが、支配と被支配の関係はあり、なくなることはありません。階級制度や食物連鎖がなくなれば自然界も人間社会も崩壊するだけです。

 やや単純に日本の階級制度を現してみると、1?天皇家・政治家・資本家 2?公務員・大企業労働者・生活保護受給者 3?非正規雇用労働者・中小企業、となります。1が2と3を搾取し、2は3を搾取しています。この連鎖のなかでは1,2,3の一つが欠けても社会は崩壊します。これは搾取関係ばかりでなく共生関係も含んでいます。政治家と公務員、資本家と労働者、大企業と抽象企業のように持ちつ持たれつの関係もありますから階級制度は経済的優遇の度合いで判断するしかありません。 

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