ブログ - 20200705のエントリ
朝、いやいやながら目覚め、(非接触システム)の続きを書いた。一段落して食パンを食べ、ブラック・コーヒーを飲み、阿部公房の(他人の顔)の書き出し部分を読んで、勉強した。文体に隙がなく、すごい、というほかはない。やはり、彼がノーベル賞をもらうべきであったと思う。
庭に、朝刊を取りに、出た。狭い畑地を見ると、昨日、植え替えて棒を立ててやったキュウリがツルを出して、四回転もして絡みつているではないか!一晩で五センチも伸びたのである。チップ農法の畝で発育不良だったので山から赤土をとってきて、植え替えて、二ヶ月目であった。雑草の勢いと同じように伸びてくれた。小さなペニスのような実が三個もぶら下がっている。でも、棒を立ててやらなければ地面を這って生きるしかなかったのである。キュウリは人に棒を立ててもらうために、甘え、人を呼ぶのであろうか?依存しながら成長し、人に食べられて、また、種になってまかれ、人と共生して生きていく。
コロナはどうか?
人に嫌われ、消毒されながらも絶滅することはなく、二波として戻って来た。キュウリは食べられ、コロナは殺されながらも、生き延びていく。輪廻転生である、生死など超えた生存の世界を見る想いになる。